今年も一年ありがとうございました!

こんにちは!おくらマリンのおくらです!

今年も一年、格別のご愛顧を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
おかげ様をもちまして、本年は「無知っ娘イルヴィナ」のリリース、ならびにアップデートを行うことができました。
また、支援サイト等で金銭面でのご支援を頂け、よりスムーズに作業できる環境が整ってきたのも、日々皆様から頂いているご声援や厳しいご意見のおかげだと心から思っております。

来年も、皆様のより一層のご満足をいただけるよう一所懸命に努力を積み重ねていく所存ですので、来年も何卒変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

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さて、月初めにもご案内させていただきましたが、本年末である2018/12/31 23:59をもちまして1,000円プランで受け付けておりましたリクエスト権の募集を一旦終了させていただきます。
来年度からは新たにリリース予定である「イリィー&ゾフィー」の先行体験版をダウンロードできる特典へとプラン内容を変更させていただきます。
既にご加入いただいている皆様のリクエスト権の失効などはありませんので、ご安心ください。

その他プランも内容が変わります。詳しくはこちらをご覧ください。
https://ci-en.jp/creator/95/article/31824

来年は500円プラン以上から、ノベルティ「マホとリムの冒険」も連載していく予定です。世界観の補填やマホのあれやこれやが描写されるノベルティで、文書ファイルなどで配布予定です。アーカイヴを購入することなく、読みたいと思った月にプランをご契約しても最初から読める仕様になるよう、現在試行錯誤しております。

なお、再度リクエスト権に代わる別な企画は現在検討中です。



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スペシャルノベル

「二度目の門出」



ゾフィー「ーーよし、忘れ物は…ない」

エルグランデ大陸領の港町に近い小さな小さな村、スイクーナの村でゾフィーは最後の持ち物チェックを済ませていた。
王都エルグランデでの事件には心を痛め、故郷であるスイクーナの実家にて引きこもりの生活を続けていたが、見ず知らずの女性がその事件を解決するだけでなく、主犯であった姫を反省までさせた。勇気があり、間違った事をただ式方向へ戻す。まだ出会っていないその「イルヴィナ」という女性に感銘を受け、ゾフィーは二度目の門出を決意した。
というのもあるが、ゾフィーは単純に服を作ることが好きで、引きこもっていても結局のところデザイン画を描いていたりしていたので、エルグランデへ戻る事になんら躊躇いも無かった。

サラ「準備はいいのかい?ゾフィー」

ゾフィー「はい、サラさん」

女行商のサラ。扱う品は主に衣服や装飾品。エルグランデとウィシュトリアを行ったり来たりする彼女は道の途中であるスイクーナに定期的に訪れる。ゾフィーが衣装のデザインに興味を持ったのも、サラが運んできたエルグランデのブティック、「トワ・エ・モア」の服を見てのことだ。

サラ「そんじゃ、さっさと積んじゃうよ」

サラはゾフィーの荷物を軽々と持ち上げるとゾフィーの家を出て、自分の馬車へと荷物を積み上げていった。

ゾフィー「ありがとう」

サラ「いえいえ。さ、ゾフィーも乗った乗った!」

ゾフィー「うん!」

ゾフィーはサラの馬車の荷台に乗ると、実家の方を見て手を振った。ゾフィーの母親がそれに気づいて手を振ると、サラの合図で馬が走り出し、数分でスイクーナが見えない所まで辿り着く。

サラ「で?なんでスイクーナに帰ってきてたんだ?」

ゾフィー「えっとねーー」

ゾフィーは状況を説明した。サラは相槌を打ちながら話を聞くと、姫が改心した話で高笑いした。

サラ「そりゃー痛快だね!なるほど、またエルグランデに行く理由はそのイルヴィナってコの為か」

ゾフィー「うん。直接お礼が言いたいの」

サラ「良いことだ。そんで、私の馬車を待ってたと」

ゾフィー「うん」

ゾフィーは初めてエルグランデに行くときも、エルグランデから去る時も、このサラの馬車にしか乗らない。他の馬車の方が命の安全も早さもあるが、ゾフィーはそもそも人付き合いが好きな方ではなく、乗合の馬車で移動することは精神的に辛いと感じてしまうタイプだ。それに、移動距離的に夜を越さないといけないため、男のいる馬車に乗る事もまた身の危険を感じてしまい、落ち着かない。自分が冒険者ではない事を、ゾフィーは重々承知しているのだ。故に、信頼できる友人であるサラの馬車にしか乗らないと決めている。

サラ「しっかし、姫に平手打ちする度胸のある女かぁ。流石のアタシでも、姫相手に手を出すなんて無理だね」

ゾフィー「うん。私も無理…」

サラ「しかも駆け出しの冒険者なんだろう?きっと滅茶苦茶マッチョなんだろうな!」

ゾフィー「オリヴィアさんは可愛いって言ってたよ」

サラ「オリヴィアさんも新しいジャンルに目覚めたのかも!」

ゾフィー「あの人に限ってそんなことはないと思う…」

サラ「まぁね~」

 2人の意見通り、オリヴィアは女性の体のラインを活かした服のデザインを得意とする。太っておらず、かといってやせ細っていない女冒険者の体はオリヴィアの理想通りとも言える。たとえ筋肉隆々な女冒険者がいても、それは自分の店には来ないタイプの女性だ。

サラ「あ!あのカリストみたいな女かも!?」

 ひらめいたようにサラが言うと、ゾフィーは頭にカリストの顔を思い浮かべ、自分が作った服を着せてみた。

ゾフィー「…似合わなさそう」

サラ「ん?」

ゾフィー「あ、いや。なんでもないの」


 数日が経った。大陸と本島を行き来する定期船から降りて、後は街道を通って王都エルグランデを目指すだけ。
日々の移動にゾフィーは体力を消耗していたが、サラとの談義は尽きず、前回帰郷した時とは違って楽しい旅であった。

ゾフィー「帰ってきたよ、王都エルグランデ…」

 王都の門をくぐり抜けたゾフィーの、新たなるデザイナー生活が幕を開ける。
ゾフィーは決意を胸にトワ・エ・モアの扉をくぐり、そして運命を変えてくれた人物との出会いを果たすのであった。



という感じで、物語はイルヴィナとゾフィーが出会ってから始まります。
大体の仕様などは来年!来年には出ますから!

最後に実際にゲームに入る予定のCGを1枚!

…来年リリースできるようにがんばります…!!
変わらぬご愛顧宜しくおねがいします!!

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