ぶっかけエンジン開発記 1
こんにちは。今日から数回に分けて、現在開発中のぶっかけエンジンについてお話しします。
「ぶっかけマニア」の方には、サンプルに使用したAnemone作品「白濁猫姫」をまるごとダウンロードできるリンクを用意していますので、未所持でしたらぜひこの機会にお楽しみください。
Anemoneは活動開始以来、10連発以上の多段階ぶっかけ差分に力を入れてきました。その中で特に苦労したのが、複数人によるぶっかけ時の精液の重なり表現です。いくつもの射精ポイントがあった場合、一番新しい射精差分が当然一番上にくるべきなのですが、半透明の精液を整合性を保ったまま重ねるのは、意外に難しい処理が必要だったりします。
「白濁猫姫」(2004年)
たとえばこうした初期の作品では、徐々にぶっかかっていく姿を表現したかったのですが、その代わりに射精の順序は決まった1通りに限られていました。自由な順番で好きな場所にぶっかけられたなら、より臨場感のあるぶっかけ体験が得られるのでは―ー最後に販売した作品からもう7年も経過していますが、その大半は新しいぶっかけ表現の研究に費やしています。
これは2年前に作成した、ぶっかけエンジンの試作品です。いくつもの精液差分が毎回新たな重なり方をしているのが伝わるでしょうか。実は、あらかじめ用意された差分の枚数は、「白濁猫姫」の頃とほとんど変わりません。作業に必要なレイヤーの数などはむしろ大幅に減っています。素材を効率的に組み合わせるアルゴリズムによって、より自然でダイナミックなぶっかけ描写が、はるかに手軽に実現できるようになりました。
次回は、この試作品を元に、もう一段階進歩したぶっかけエンジンについてお話しします。
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