「ふかみちゃんと一年中!!」バイノーラル「ふかみの、耳元で囁き」台本(進行豹
こんばんわです! 進行豹でございます!
なんだかんだで間空いてしまいましたが、
抱き枕カバー連動センサー対応ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング!
「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31
関連シナリオ!!
地道に着々書き進んでおりまして、いよいよ! ついに! 脱稿が目に見えてまいりました!
長かった!!!!
のですが、かの徳川家康も
『千里の道は九十九里』
じゃない、素で間違いました。
『百里の道は九十九里をもって半ばとす』
――と申しておりますので、わたくしもそう心がけ、
最後のワンワード書ききって句点打つまで、緩まず丁寧に進捗していきたく存じます。
と、いうことで本日ご紹介いたしますのは!
ストレッチゴールで達成された、三本の
『ふかみのバイノーラル』のうちの最初の一本!
「ふかみの、耳元で囁き」でございます。
「バイノーラルis何?」という方のために簡単にご説明申しあげますと。
バイノーラルとは立体音響。
ヘッドホンやイヤホンを装着してきくと、まるでその場にいるかのような
臨場感が楽しめてしまう音環境を構築する仕組みでございます!
そのための録音手段が、バイノーラル録音でございまして、
これには人間の頭をもした、「ダミーヘッドマイク」というのを用いられるのが一般的です。
左右の耳の奥に当たる部分にそれぞれマイクが仕込まれているので、
声優さんのトークの位置が! 録音→再生される音と密接に関係してくるわけです。
と、いうわけで位置指定にはこのような図を使いまして、
台本にもその指示を書いていくわけでございます。
とはいえ! 実際には声優さんのセンスで、位置指定とはちがった、
「よりここちよい場所」を選んでいただけることもございますので、
まぁ、目安程度のものとご理解いただけまして!
と、いうわけで実際の台本! ババンと公開させていただきます!
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「ふかみの、耳元で囁き」
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;<TR1 ふかみの、耳元で囁き>
;////////
;環境音。室内。都会のアパートのイメージ。
;+隣の部屋で凪が寝ている。ので声は全て抑えめ
;SE ソファに二人が並んで座る
;3/右
「ふうっ――お疲れ様でした」
;SE 布張りのソファの表面をなぜ廻す
「ん……(呼吸音)」
「うふふっ、気持ちいいですね。
おろしたてのソファーの肌触り」
「ちょっと予算オーバーしちゃいましたけど――
<撫ぜる>――ふたりで暮らすお部屋ですから。
やっぱり、一番気に入ったものを選んで大正解でしたね」
;3/右 接近囁き
「あなたも、ね?
触ってみてください。ほんと、気持ちいいですから」
;SE 肌をつんつん
;3/右 "ちょ"で触られて体逃げちゃう
「ちょっ!? 触るってわたしじゃなくって――」
;SE 肌をさわさわ(継続)
「やっ――だめ、ですよ。だぁめ。
ん……あなた、わたしの弱いトコ知り尽くしてるんですから……ふぁっ」
「や……ん――これ――ダメ――
大きな声でちゃったら、凪ちゃんのこと起こしちゃう」
;3/右 接近囁き
「おね……がい――んっ――
凪ちゃんのこと――起こしたく――ないっ――ぁっ」
;SE とめ
;呼吸徐々に落ち着ける
「(呼吸音)→(深呼吸)」
「えと――ちょっと、こっちを向いてください。
少し真面目なお話です」
;1/前
「……それは――気持ちはわかりますよ?
今日は一日、ずーっと凪ちゃんと三人でしたから……
いちゃいちゃ、ほとんど……わたしたち出来てないですし」
「でも凪ちゃんがお手伝いしてくれたから、
わたしたちの新居へのお引越し、一日でこんなに片付いたんですよ?」
「お礼のご飯も、あんなににこにこ美味しそうにたくさん食べたり飲んだりしくれて――
満腹してしあわせいっぱいでぐっすりすやすや……うふふっ、赤ちゃんみたいな顔して寝ちゃって」
「それを、『わたしたちがイチャイチャしたい』なんて理由で起こしちゃったら可愛そうでしょう?」
「……(呼吸音)。うふふっ、ありがとうございます。わかってくれて。我慢してくれて。
もちろん、イチャイチャしたいのは、わたしも――おんなじ気持ちです」
「それに明日もふたりともおやすみとってますし……ね?」
;SE ふかみが体を寄せて、ソファ軋む
;7/左 接近囁き
「(吐息)我慢した分。あしたはたっぷり濃厚に、イチャイチャ、思い切りしちゃいましょ? (ちゅっ)」
;1/前
「え? あ……です、ね。
うん――もやもや、は――わたしも――
だって、我慢してたのにあなたが……あんなに風にさわさわたり――とか」
「(呼吸音)……(ごくっ)」
「だけど、それでも我慢しないと。
だって、凪ちゃん……あ、そうだ」
「おまじないとか、どうですか?
『我慢ができるおまじない』」
「うふふっ、試してくれるならうれしいです。
それじゃ、ね? 瞳を閉じてください」
;7/左
「そうして、ね? わたしの呼吸に、
あなたの息を合わせてください」
「(呼吸音x4)」
「――息、ぴったりになっちゃいましたね。
それじゃあ、おまじない、かけますね?」
;7/左 接近囁き
「明日まで我慢してくれたら、
あなたのお願い、わたしがひとつ、
なぁんでも聞いてあげちゃいます」
「だから、ね? いいこでがんばりましょう?
わたしのだいすきな――(すうっ)」
「あ・な・た」
「(ふ~~~~っ)」
;1/前
「うふふ、どうです?
このおまじないなら、効果あるんじゃないですか? え」
「あ……あー。かもですね、わたし、ちょっと――
だって、あなたがうっとりしたお顔してくれるから」
「それが嬉して楽しくて……お耳……ごめんね?
余計にもやもやさせちゃいましたよね」
;"あ、そうだ"大きな声が出かけてあわてて飲み込む
「もやもや……スッキリさせてあげたいんですけど――
だけど……凪ちゃん起こしちゃったら……(悩み)……
あ、そうっっ!!――んっ――((呼吸音)」
「……………………」
;超ヒソヒソ
「……うっかり、わたしが凪ちゃん起こしちゃうとこでした。
危なかった~」
「あ、それでね? あのね?
お耳のもやもや、あなたにスッキリしてもらうために――」
;7/左 接近囁き
「あなたのお耳。
耳掃除しちゃうのって、どうかなー、って」
;1/前
「あ。うふふっ。大歓迎ならうれしいです。
なら、ね? このソファーで――んしょ」
;SE ふかみ、体ずらす
;SE ひざぽんぽん
;9/前遠(ソファーの端にいったくらいの距離)
「わたしのおひざにごろーんてして、
お耳、右のお耳を上にむけてもらって、いいですか?」
「うふふっ。それじゃあ、
わたしの声にあわせてごろーんてしてくださいね?」
「せーの」
;9/前遠→;1/前→;2/右前→;3/右
「ごろーーーーーーーん」
;3/右
「ん。上手にごろーんできましたねぇ。
いいこですね~」
;3/右
「それじゃあ耳かき。しちゃいますねぇ?
(ふーーーーーっ)」
;環境音F.O
;終。「ふかみの耳かき」と連続再生すればつながる
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いかがでございましょうか!?
最後の注釈にもございますようにこの
「ふかみの、耳元で囁き」
他の2本
「ふかみの耳かき」
および
「ふかみの添い寝」
と連続再生いただけましたら、
『一本の安眠ボイスコンテンツ』としてもお楽しみいいただけるように組み立てております!
のでので、他2本もどうぞ、ご期待いただけますと嬉しいです!
それでは!!