「ふかみちゃんと一年中!!」ミニボイスドラマ台本「あなただけの舟」(進行豹
こんばんわです! 進行豹でございます!!
抱き枕カバー連動センサー対応ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング!
「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31
本日はひっさびさに!
{あなたが主役のミニボイスドラマ」をご紹介させていただきたく思うのですが!!
なんと! こちら!!!
『10万円×二口の支援を使って、ミニボイスドラマの長さを倍にできますか?』
というお問い合わせのもと!
「よござんす」ということになり!!!
「結構ミニではなくなった」ボリュームにしあがりました、ミニボイスドラマなのでございます!!!
いただきましたリクエスト内容は、かいつまむと以下です!
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客は増えたが身体を壊した主人公がふかみに養われている。
川下りの仕事の様子がエロい意味に聞こえてしまった主人公は独占欲にかられ、それをふかみに可愛がられる。
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でございます!
ともないまして、わたくしが書き上げましたのがこちら!
「あなただけの舟」でございます!
どぞです!!!!
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『ふかみちゃんと一年中!! おにーさんのためのミニボイスドラマ 「あなただけの舟」』
2019/04/26 進行豹
;セリフは全てふかみ
「ただいまです。おにーさん。
えへへ、いっつもよりちょこっと早く帰れちゃいました~」
「っていうか、ちょっと早く帰してもらえたんです。
ほら今日結構不安定な天気だったじゃないですか。だから」
「みんな、ね?おにいさんのこと心配してくれて――
『後片付けは構わないから、早く帰ってみてあげてくれ』
って――だから、なんだんです。日が沈む前に帰ってこれたの」
「それで、おにいさん……お熱、どうです?
気分悪くなってたりしませんか?
食欲、ちゃんとありましたか?
「はい……はい……あ!
あぁ……よかったぁ――うふふっ」
「ちょっと前までは、
気圧とか気温の変動とかでも、かなり体調崩しちゃってましたもんね、おにいさん」
「だから心配だったんですけど――うふふっ!
今日は、声も顔色もとってもよくて!
あ――でも――(くんくん)――」
「汗は……ちょっとかいちゃってますね。
体、まずはふいちゃいましょうか」
「ちょっとだけ待ってくださいね?
いま、用意してきちゃいますから」
;SE 足音F.O.
;SE 足音F.I
;洗面器の水でタオル絞る
「ん……。はぁい、フキフキしますね~」
「タオル、あったかくなっちゃったらすぐにしぼりなおしますから、いくらでもいってくださいね?」
「まずは、お顔……(呼吸音)――
耳の後ろに――お首に……ん……」
「腕、あげてもらっていいですか?
脇から横腹、先に汗ぬぐっちゃいましょう?
ん……(呼吸音)……うん。ごし、ごし――ふき、ふき」
:SE タオル洗い→絞り
「血色、こうやって拭いててもわかるくらいに……
うん。少しずつ良くなってきてますよね」
「ん……(呼吸音)――お医者さまも、
『快方に向かっていますね』っておっしゃってくれてますし――」
「うふふっ、油断は大敵ですけど――
それでもやっぱり、安心ですし、うれしいですよね。
少しずつでも、おにいさんの体調が落ち着いてくの」
「ベビーパウダーもあせも予防につけときましょうね?
まずは首元……ぱたぱた、ぱたぱた……」
「そうしたら、ね? もいちどばんざーい。
うん。くすぐったくても、ちょっとだけ我慢してくださいね?
ぱたぱた、ぱたぱた……ぱたぱたぽんぽん!」
「え? …………ヤだ、そんな。
お礼なんていわないでくださいよ。
水臭いなぁ」
「こんなの当たり前のことじゃないですか。
あなたが苦しいときには、わたしがあなたのことを支えるし――
わたしが苦しいときには逆に、あなたがわたしを支えてくれるでしょう?」
「夫婦って、家族って。そういうものじゃないですか。
それがなくても、例えば恋人同士だったときでも――
わたしやっぱり、絶対、全力で一生懸命!
おんなじことをしてるだろうな、っても思いますけど」
「だから、ね? 安心してください。
わたしの大切なおにーさん」
「いまはとにかく、からだ、直すことだけを考えて――
リラックスして、ゆったりのんびり、やすんでもらえるとうれしいです。です」
:SE タオル洗い→絞り
「じゃ、こんどはお背中拭きますね~ん……(呼吸音)
――え? あ、クマ川下りの方ですか?
順調です。ほんと順調――おにーさんのおかげで」
「おにーさんがうちに、クマ川くだりに来てくれてから。
経営とか広報とか見るようになってくれてから……
お客さんもすっごく増えましたし」
「舟を修繕だけじゃなく、新造までできるようにもなりましたし、離れちゃってた船頭さんたちも戻ってきてくれましたし――全部が、いい流れにガラってかわって」
「ただひとつ――
おにーさんが頑張りすぎて……
頑張ってくれすぎちゃって、体壊しちゃったのは本当に、
一番辛いことですけど……」
「それでも、おにーさんのしてくれたことを無駄にしないように、おにーさんが安心して休めるように、帰ってきてくれた、びっくりさせちゃうほどに繁盛させよう――って」
「みんな、気持ち。一つになってる部分もあるんです。
だから、本当に安心してくれて大丈夫なんですよ?」
「おかあさんもね? 元気取り戻せたし、すっごく喜んでるし、感謝してるんですよ? ぜぇんぶおにーさんのおかげ、って」
「うふふっ!
『ふかみは男を見る目があるわね』なぁんていってくれちゃうくらいなんですから」
「え? あ、ですね。
確かにお客さんが増えると、それだけ苦労も、
えへへ、増えちゃうことも間違いないですね、やっぱり」
「けどね? 最近は、わたしも慣れてきたんです。
いろんなことに、少しずつ」
「おかあさんはほら、元気なときには圧倒的にナンバーワンの船頭さんでしたから、いろんな経験すごくつんでて。
だから、ね? えへへ。おかあさんにも、アドバイスしてもらったりして」
「例えばね? たくさんのお客さんがいっぺんにわーってなっちゃったとき、あわてないでクイズ形式で逆質問したりして勢いとめると、ちゃんと主導権とりもどせるとか」
「大勢が相手だとやっぱり喉の負担も大きくなるから、ちゃんと休める時間つくるよう意識する――
具体的には、『水音を楽しんでくださいね』って時間を提案しちゃうとか」
「大人数のときは、竿の扱いだけでしのごうとしても無理だから、腰と足の使い方も大事になってくるって――足の上手な使い方もね? おかあさん、こっそり私に教えてくれて」
「あと逆に、偶然、お客さんが一人だけになっちゃたっときとかにどうすればいいのかも――
うふふっ! おかあさん、わたしに教えてくれたんですよ?」
「そういうときは、こっちから一方的にってならないように。相手の気持ちを汲み取って、できるだけ望んでる方向にもってってあげるようにした方がいい――って」
「大勢を迎えるときと、一人とか、少人数を迎えるときと。
心がまえも、体の使い方も、本当に全然かわってきちゃうから、最初のうちは、とまどうことも多くて無くて大変でしたけど――」
「でもね? 最近は、ずいぶんうまくなったと思うんです。大勢の人をお迎えするのも。いい意味で、わたしも楽しむ余裕が出てきたっていうか――きゃっ!?」
「やっ!? どうしたんですか? 急に――
ハグ……されるの……うれしい、ですけど――
あうっ……ちょっとだけ、キツすぎ、かも――んっ!」
「あ……キス……ん……首筋……うなじ……はげし……
ん、あっ! そんなに吸ったら――キスマーク、ついちゃいます、です」
「あ…………」
「あの……おにーさん? どうしたんです?
いきなり、こんな――」
「あ、いえ! イヤとかじゃ全然なくって……
むしろ中途半端でものたりない――あ、いいえっ!?
いいえ、その――」
「ただ、突然だったからびっくりしちゃって――
なにかあったのかなって、それで――」
「はい……はい……はい。……えええっ!?」
「わ、わたしのいってることがエッチな意味に聞こえちゃった――って――」
「竿の扱いとか、腰とか足とか――っ!!!!?
はうううううっ!? そ! そんなっ、そんなわけないじゃないですか~~!」
「ううう~っ、そう聞こえちゃうおにーさんがエッチなんですよぉ。
たしかに……わたしも――おにーさんっとふたりっきりのときは……その」
「おにーさんの前でだけは、ちょこっとえっちなふかみですけど――
だけどそんな、おにーさん以外の人に……わたし、じろじろ見られたりするだけで、イヤですもん、実際」
「けど……えへへっ。
そういうふうに思ってくれたのって、嫉妬、してくれたってことですよね?」
「わたしを独り占めしたいって――
おにーさんがそう思ってくれてるからこその、勘違いですよね?」
「……結構、わたし、うれしいです。それ。
単純に、それだけ想ってもらえてるってこともしあわせですし」
「それにね? えへへ。
わたしも独占欲、はっきりいってめちゃくちゃ強いですから。
そういうところも、おにいさんとわたし、一緒なんだなぁって」
「あの、ね。
わたしにとって、おにいさんは、舟なんです。
わたしだけが乗っていい、わたしだけの舟」
「それでね? うふふっ、わたしは、ふかみは
おにいさんだけが乗れる舟。
おにいさんと一緒に、
どんな川だってくだっていける――」
「安全で安心で、快適な、
おにいさんだけの、あなただけの舟なんですよ?」
「(キス)――んふふっ、だからわたし、
おにーさんのこと、絶対絶対手放しませんし――
その逆に」
;囁き
「わたしの想いも、わたしの体も、なにもかも――
ぜぇんぶあなただけのもの――
おにーさんだけの、ふかみですから――きゃっ!?」
「あうっ、おにいさん――また――ぎゅって――
ハグ、うれしい、けど――キツすぎて――あ……んっ!」
「キス――ちゅう、ちゅうっ――あうっ――あっ――
首、すじ……ダメ、です――
キス、するなら……ね? おにい、さん――んっ」
「(キス、長く、水っぽく)……ん……ぷぁ――あ。
こういうふうに、お口に、だとか――」
「それから――
(ぺろっ――ぺろっ――しゃぶっ――チュむっ――)
んふふっ、こういうふうに、吸わないで。
お耳、ペロペロ舐めたりだとか」
「あとは――んふふっ!
(ちゅっ! ちゅっ! ちゅっ! ちゅっ! ちゅっ!
ちゅっ! ちゅっ! ちゅっ!)」
「……シャツで隠れる胸元に、
ついばむキスを、たくさんたくさんしちゃうとか」
「今は、ね? 明るいうちは、こういうキスで――
我慢、してくれたらうれしい、です――あっ!」
「ん……ふ、ぁ――ん……
(キス。甘く、長く)――あ――ちゅむっ――ちゅっ」
「うふふっ。うれしい。
ありがとうございます。わたしのお願い、きいてくれて。
わたしを、大事にしてくれて」
「大好き、です。おにいさん――
わたしの、わたしだけの――おにいさん――あっ」
「ん……ふっ……あ……
鎖骨……ん――ぺろぺろ、されるの――
ふぁ……ん――気持ち、いい、です――っ――」
「はうっ!? ぁ……
ちょっ――おにい、さん――んっ!」
「や……はずかし――まだ、明るい……から――
ブラウス――ん……そんなに、開けたら……
あう……やぁ……見えちゃう……おっぱい……」
「キス……ん……きもちい、……けど――あ……
うふふっ――です、こういう軽い、キス……なら……んっ」
「安心……です……し……きもち――いい――
ん……ふぁっ――おにいさん……ふふふっ――小鳥さん……みたい……」
「わたし、ちゅっ、ちゅっって……たくさん、たくさん、……ついばまれて……ん――ぁ――」
「切ない――です。ね? おにい、さん――
わたし――切なく――くっつき、たい、です」
「ん……おにいさん。おにいさん。
わたしの、わたしだけのおにいさん――」
「ハグ、してください。きゅうって、きゅうって。
あったかい、ハグ――やさしい――ハグ――ぁ……」
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」
「ぁ……ん――好き。です。大好き――
うれしい。すごく――あったかい」
「つたわってきます。おにいさんのあったか、体温。
汗、ふたりの、まじりあってて――
えへへっ――えっち……えっちですよね、肌触り」
「ん……おにいさんの、匂いも……
わたしの、大好きな匂いも……(くんくん)
すごく、濃くって――えへへ、しあわせで、くらくら、しそうで――」
「とくん、とくんって、おにいさんの鼓動も――
おにいさんにも、伝わってますよね?
わたしのドキドキ……」
「えへへっ。すごく早くて、はずかしい、けど――
うれしい、です。
こうしてふたり、一緒にいること。
一番ちかくで、おたがい同士を――
独り占め、しあえてること」
「……愛してます。おにいさん。
ん――……(長く水っぽいキス)――ふ……ぁ。
はぁ……はぁっ――(ごくっ)」
「は、うっ……あっ――おにい、さん。
あの、ね? キス」
「キス――キスマーク、つかない、キス――でも……ん。
これ以上――これ以上、キス、わたし、してもらったら――」
「ん……(ごくっ)――わたし、いますぐ――
我慢――できなくなっちゃいそう――です。
だから……だから、ね? おにいさん」
「ん――(キス。甘く。けれど短く)――ぷぁっ――
あ……ん。今は、ここまでで、我慢、しましょう?
「これ以上は――ここから先は、夜に、続きを。
夜まで、待って――我慢、しましょう?」
「そうしたら――
夜が来たら、ね? おにーさん」
「キスマークだって、噛み跡だって。
服で隠せるとこにでしたら――
いくらでも、刻みつけてくれてかまわない……
ううん、わたし、刻んでほしいです。から」
「わたしが。ふかみが。おにいさんだけのものだっていう、その証。
あまぁく、やさしく、たくさんつけて――
欲しいですから」
;おしまい
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いかがでございましたでしょうか!!!?
こちら、完成音源も公開OKなドラマとしてリクエストいただきましたので(ありがとうございます!)
ご支援くださいましたみなさまにおかれましては、音源の方にもどうぞ! ご期待のほどいただけますとうれしいです!
それでは!!!