whisp 2018/11/11 20:39

まいてつ続編中国取材(六日目・最終回!!!

こんばんわです! 晚上好!
進行豹です!

極めて楽しく大いに学ばせていただきました
「まいてつ続編中国取材」のレポートもいよいよ最終回!
最終日の6日めは、帰国の途です!

お世話になりました「老成都客桟」をあとにしまして、

タクシーで一路成都双流国際空港を目指します!

帰りの飛行機はANAで、乗ってしまえば日本語空間、気楽なものでございましょうが、その手前には出国手続きがございます。

北京首都国際空港到着ターミナルからずーっとご一緒くださった通訳のCさんと、
北京のホテルで合流くださって以降ずっとご一緒くださったwildgunさんは、成都双流国際空港出発ターミナルまでご一緒くださいました。

ANAのチェックインを無事すませまして、搭乗手続き時刻まで随分と余裕ございましたので、今回の中国取材、最後の中国での食事を、空港の肯徳基。ケンタッキーですませます。

そうしてお土産ものなどみると――いよいよお別れの時間です。

最後におふたりと握手をして、記念写真をとりまして、「再見!」のご挨拶をして出国手続きをしたのですが、ゲートをくぐる直前にも、「空港に残ってますので、出国手続きでもしトラブルがあったらwechatで連絡をください。出国手続きが無事完了しても、同じく連絡をください」と、お心くばりをいただきました。

その安心感にも大いに助けられまして、手荷物検査も出国手続きも何のトラブルもなく完了。
機上の人となりました。

HIKARI FIELD、冰天火焰さんにお手配いただいました帰りの飛行機はまさかのビジネスクラス! で、旅の疲れを大いに癒やすことができました。




機内食も豪華、眼下はずっと曇天でしたが、上海近くでは幸運にも長江を見ることができ、中洲に町がまるまるあることに驚愕し、中国の広大さ、あらためて痛感させていただきました。



成田空港に着陸し、国手続を顔認証でぱぱっとすませ、税関もスムーズ通過で、
スカイライナーで日暮里。

山手線で池袋。
で、西武池袋線で所沢で、整備新宿線で入曽で、帰宅です!

所沢入曽間は、わたくしにとっては一番馴染みの西武2000系さんだったので、
「ああ、帰ってきた」という実感、黄色い電車を見た瞬間に、ものすごくしみじみ感じました。

のですが、帰宅して荷解きし、手元で一緒に持ち帰ってきたお土産などを広げていると、すぐに中国を懐かしく感じました。


――中国、素晴らしかったです!!!

まだ見ぬ鉄路に乗りにいくため、またきっとお伺いいたしたく思います!!
(中国元の紙幣もですので、日本円に戻さずに、そのまま大事にしまってあります)


本レポートは、この記事と、この記事の末尾に記載する「中国取材メモまとめ5日目&6日目」で最終回となりますので、この場を借りて謝辞を記させていただきたく思います。

中国取材をご快諾くださり、その連絡調整をくださいましたLose(株式会社ボーントゥ)tO様。

中国取材の実際のお手配を、全て完璧に、最高のものとお整えくださいました、HIKARI FILED、冰天火焰様。

中国入りしたその瞬間から最後の最後の出国まで、体力的にも時間的にもかなりの密度となった今回の取材行程をずっとご一緒くださり。複雑な鉄道専門用語も北京鉄道博物館で
確認くださり、芭石鉄路ではその学びの成果を活かし、素晴らしい通訳をくださりました、”最高の通訳”のC様。

北京合流以降、やはり同じく全取材行程を――その上に、夜の隙間時間を活かしての予定外の地下鉄乗車やコンビニ買い物にも快くお付き合いくださいまして、大いにお助けくださいました、wildgun様。

成都でのガイドをお引き受けくださり、成都、犍为の都市部から外れまでと、その食との魅力をお伝えくださり、成都について、パンダについて、くわしくお教えくださいました、吐司狗様。

東風4 2002、2001をご発見くださり、今回の中国取材への大きな動機と方向性を与えてくださいました、爱上火车プレイヤーグループの有志ご一同様。

東風4 2002発見旅行の際の乗車きっぷという貴重な記念品をプレゼントくださいました永唯様。

常に爱上火车プレイヤーグループのみなさまとの橋渡しと翻訳、都度都度での補足をくださいました、千河焔太郎様。

そして、ネットを通じて、様々なアドバイスやご応援をくださいました、日本の、世界のプレイヤーの皆様。

皆様様に大きなお力と勇気をいただいたことにより、今回の中国取材、素晴らしい密度の成果を得ると同時に、この上なく楽しいものとして満了させていただけたかと思います!

本当にありがとうございました!!!

このご恩、まずは「まいてつ続編(仮称)中国舞台シナリオ」と、中国オリジナルレイルロオドの設定とを、わたくしにできる限りに高いクオリティのものすることから、お返ししていければと思っております。

どうぞご期待いただけますと幸いです!

再見!!!


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<<中国取材五日目&六日目 取材メモまとめ>>

【五日目】

(Z49列車に関する補足)
コンセントあり。
充電可能。
写真撮り忘れ。

(中国国鉄列車種別)
G列車=gao=高
高速

Z列車=zhi=直
(目的地まで)直通特急列車

K=kuai=快
快速(急行)列車

D=dong=動
動車(普通列車)

L=lin=臨
臨時列車


<北京の朝食>

通訳のCさんが北京(魏)
同行のwildgunさんが上海(呉)
成都案内の吐司狗さんが成都(蜀)
ということで、三国それぞれの朝ごはんについて質問

+北京=魏
油条、漬物、豆乳

おかゆ、肉まんやあんまんorマントウ

どちらかのパターンが多い

中国北部でも南側にいくと、ビーフンやラーメンの朝食もある

+上海=呉
大餅(おおもち)か油条
豆腐花(液体みたいな豆腐)+調味料。味付けはしょっぱくしたり甘くしたり、人による

老虎脚爪(昔はよく食べられていた)。
焼きパン。揚子江あたりでしか食べられていないもの。

+成都=蜀

1:おかゆ、ばおつ(野菜まんじゅう、肉まんじゆう)油条

2:ビーフン(すっぱ辛い)豚の腸を混ぜてる(具は個人の好み)。

3:スープなしで、ピーナツソースなどでたべる。燃麺。
あんまり辛くなくってしょっぱくって脂っぽい。火をつけると燃えそうなくらいなので、燃麺。

――のいずれかのパターンが一般的


<中国全体の食に関する一般論>


モツ(動物の内蔵)食は一般的なもの。腸、肝臓、牛の胃、心臓、腎臓などなど

グルメツアーも旅行プランとしてある。特に女性に人気。
くわえ旅行客は一般的に、現地の特色ある食事を楽しむ傾向。


<中国の暦>

太陽暦。日本と同じ(時差は日本が+1時間。北京の正午は日本の午後一時)

曜日は「星期」
月が星期一で、
土が星期六。
星期天が日曜日。

中国は全体的に北京時間を採用しているが、実際には時差がある。
ウルムチの人たちは夏、北京時間の1200から仕事を始める(実際は0900相当で、時差三時間ある)




<成都から嘉阳・三井の「芭石っ鉄路」までの移動>
0820 タクシー ホテル(成都中心部)→バス停(成都西南区域の石羊)0845着

石羊バスターミナルから犍为いき。
チケット購入にパスポート(身分証明書)必要。
バスターミナル入るときに手荷物検査とボディチェック。
バスの乗務員がビデオで乗客の顔撮影。

18歳以下の乗客のバス料金は身長制。
150以上が大人料金。
120以下が無料。
間が子供料金半額。

/

0854発のバスにのれた
二重発券があったが、席数はあってたので問題にならなかった。

高速道路は豆山経由楽山いき。
ロードサイドに歴史的建造物が見える。
高速道路の料金所が上記にあわせたデザインでおしゃれ。

サービスエリア。ガソリンスタンド併設。ほんとにトイレ休憩だけ(5分ほど)
ショップもあったが確認撮影できず。
犍为
高速バスであると同時に、高速おりてからはコミュニティバスとしても機能する。
犍为在住のひととかは、ルート沿いの、自分ちの近くのバス停で降車できる。

犍为からはタクシーで、嘉阳の三井という町に。
芭石鉄道はその町にある。

(犍为)
中国の田舎町の典型とのこと。
料理店では、露店のものとか家のものとか持ち込んで食事してもオーケー

典型的な露店(ちまきの原型とか、揚げ豆腐とかうってる)でも、QRコード決済が可能。
ごく普通の定食屋でも、全テーブルにコンセントあるし、フリーwifi開放してる。
ハイテク!

物価は成都の方が1.5倍高い。

(芭石鉄路の前情報)
路線総延長15キロ、5つのトンネル。、2つの見どころでは停車して見学。

終電は2つある。
観光列車の終点としては芭蕉駅。
最も奥地に黄井村が、終端駅。(現在は工事中不通)

中国の中央テレビ? だかなんだかで紹介番組が放送された。
https://www.iqiyi.com/v_19rr6f4b1w.html


<芭石鉄路。列車の案内人さんの話>


路線全体は
石渓駅から黄村井駅。

観光列車の乗車は
始発駅・石渓駅のとなり(→)の躍進駅から終点駅・黄村井駅の手前(←)の、芭蕉X駅まで。(Xは、さんずいに勾)
芭蕉X駅~黄村井間は工事中で不通。

・見どころ1 蜜蜂岩駅(意味としては”蜂蜜岩”駅?)

蜜蜂岩駅は狭いのでUターンできない。
人→方向に倒した形の廃線で機関車のみが客車を置いたままスイッチバックして、
逆方向から機関車つけかえて走る。

ので、躍進駅→蜜蜂岩駅間は機関車逆位でバック運転。
つけかえ以降は正位で前進運転する

蜜蜂岩駅の名前の由来は、ミツバチ農家がおおかったこと、

3月~4月が菜の花の季節となり、その期間はゆっくり走り菜の花を見せるサービスが行われる



・路線について

一日の乗客数は正確には不明だが、他に交通手段がないで一般客車はたいていかなりの密度になる。


一般の客車列車は
平日3往復
土日2往復の運転

もともとは石炭輸送のための列車なので貨物列車も別途ある

平日3往復。

観光列車は、お客が多ければ4便の設定ある。
一般列車に観光客車併結することも、観光客車だけの列車を走らせることもある。

・家畜
列車で輸送されることも、自動車で輸送されることもある
人間と動物、仕切りのついた長い車両でいっぺんに運ぶこともある(写真撮れた!)

豚の足を焼いてるのは鉄道関係の人たち
日本でも蒸気機関車の火室でさつまいも焼くと列車の案内人さんに話したところ、芭石鉄道の蒸気機関車火室でも、芋を焼くこともあると

菜子貝駅近辺一番大きなカーブ

1000メートル進むたびに20メートル高くなる(20パーミル)鉄道が中国国内では有名とのこと。(名称失念)
芭石鉄道の最大勾配は36.14パーミルとのこと。

この列車のもうひとつの大きな特徴は100%が人力での運用とのこと。
投炭も連結も人力。ポイント切り替えも人力。
運転台内は機関士と機関助士の二人体制。
被牽引車両には車掌さん。
観光客車には案内人さん。

・手旗信号

赤緑両方は出発まじか。
駅員さんの示す緑の旗を確認したら、車掌さんが笛をふいて、その音で機関士が発進。

手旗だすのは駅員さん


・安全確保

線路上の列車位置などはグループチャットで共有
どの列車がどの駅を何時に発など、都度で発報→共有確認

何かあったときは直電

電気の信号、線路脇の標識・表示も確認。
見えた範囲で赤緑二灯式?
表示は20、5(S?)の速度制限表らしいものと、「鳴」の、汽笛吹鳴標識。


・所属
芭石鉄路は中国国鉄に属していない。
総路線長20キロ以上の路線が国鉄所属になる

これは20キロ未満なので、嘉阳鉄道グループに所属
(正式には四川嘉陽集団)
この集団自体が国営なので、間接的に国営鉄道ともいえる。



終点駅近くは採炭場。
(スマホ画像見せてくれながら)始発駅のところに緑の網で囲まれているところが現役の炭鉱

現役の機関車は5-6両(整備状況次第?)


・見どころ2

仙人脚駅-焦(土+貝)駅間の、「亮水陀」
谷に面した大きなカーブで、谷に向けてものすごい勢いで蒸気を吹き出させてくれるので、
(ネット情報だと、中国の蒸気機関車はボイラーから直で水と湯垢を吹き飛ばして掃除できる構造になっているとのこと。要確認)晴天であれば、吹き出した蒸気に虹がかかる。

*当日は曇天だったため、残念ながら虹の撮影はできず。




<嘉阳集団>
正南江

犍为(県の名前)楽山市の県
成都から180キロ。ソロ湖という湖があり、そのあたりが石炭の産地→重慶などに運ぶ。
上質の石炭が採れる。
鉄鋼を作るためによく使われている。

鉄道輸送のあと、水路利用(船)でさらに遠くに。


・歴史
1930年代。
当時の中国と英国が合同で採炭をかいし。
1958年。
鉱山鉄道開業。
一年。一万人が12ヶ月で完成させた。

火室で焼豚つくる。

躍進駅から芭蕉駅。


「躍進」は毛沢東時代のスローガンが、そのまま駅名として残っている。


「三井」の地名は日本の三井とは無関係。
三本の坑井があったことから三井。
今は第一、第二は採炭終了しており、第三だけが稼働中。


採炭以外は農業地帯




【六日目】
中国取材六日目


中国でも三国志は人気高い。
それぞれ人気だが。特に諸葛孔明と関羽

漢方は盛ん。西洋医学と両方いかす。

早口ことばある。
通訳のCさんに聞かせてもらったが、さっぱり聞き取れないのでカタカナでも書き残せない。


(意味)
「ぶどうの食べてぶどう皮をはきださない ぶどう食べないでぶどうの皮をはきだしました」

成都にも高速道路環状線。
三重。
一環路から三環路。
一環路が一周10キロくらい、三環路が一周50キロくらい。

北京は雪ふるけどめったに降らない。
すぐ溶ける、超乾燥のため。
冬のあいだずっと、全然雨も降らないとかもある。



【中国取材に関する一般的所感】

中国のトイレはホテルの部屋の以外は紙が無いと考えたほうがいい。
列車内トイレですら全滅。
ティッシュ必携。
コンビニでも買える。
質は少しだけ硬めかも。
あと一枚が小さいのもある(わたくしが買ったのはそれだった)

のど飴必須。
感想は噂以上。
肌弱い人はリップクリームやハンドクリームもあったほうがいいかも

警察の人はどこにでもいる。成都はのんびり、北京はピリピリのイメージ。
北京には軍人さんも多い。

一日め、列車撮影をしていたらホームにいた警官の方に声をかけられた。
冰天火焰さん、Cさんがサポートしてくれなかったらデータ消されてたかも。
「どこが外国人撮影禁止」かは地元の方に確認しないとわからないので、特に初めての旅行で単独行は無謀と思う。
どうしても撮りたいならスマホでこっそり、盗撮みたいな形の方が安全かも。
カメラ露出させて堂々撮影は、盗難リスクの面からも危なそう。

ガイドさんの質で旅行/取材の密度が大きくかわる。
今回ご一緒いただいたCさんは「地球の歩き方」の中国語翻訳も何冊も手がけられていて、体力維持のため何もないときでも5キロ歩くようにしているという、文武両道の大変優秀な方。
わたくしの全取材行程にご一緒くださった。
Cさんを冰天火焰にお手配いただけたおかげで、本当に素晴らしい密度の取材ができた。

通訳さんを頼むなら、できるだけいい方を必死で探した方が、旅の費用対効果は跳ね上がる気がする。

ホテルに基本、湯船のお風呂はない。シャワーのみ。
アメニティのひげそりもない(石鹸、ボディタオル、バスタオル、ボディーソープ、シャンプー等は両方ともあった)ので、男性はひげそり必携。

食事はどこでもおいしい。
飲み物はサントリーの烏龍茶とかもコンビニで買えるので、不安ならそれを。
ミネラルウォーターも結構どこでも売ってる。
火鍋屋の豆乳は素晴らしくおいしかった。

わたくしは平気だったが、お腹こわしやすい人は、飲食慎重になって損はないと思う。

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