Glitchmachines POLYGON の使い方1
Glitchmachines POLYGON
VSTインストゥルメントの "POLYGON" がセールで500円台と安かったので買ってみました。
これはざっくり言えばサンプラーです。WAVファイルなどを読み込み、鍵盤で弾くと音程に沿って音が出る。
しかしこの製品、2つほど特殊な効果を出せます。
1.グラニュラーシンセシス的な使い方
2.スタッターとしての使い方
その他の機能は、個人的には他のシンセやエフェクトで代用できるかと思います。
なので今回はこの2つの機能のうち、グラニュラーシンセシスとしての使い方を紹介します。
グラニュラーシンセシスとしての使い方
グラニュラーシンセシスとは読み込んだ音を、非常に細かい粒子(グレイン)のように分割し、音を再合成するシンセサイザーの方法です。
モジュールは4つありますが、基本同じです。なので今回はモジュール1だけで説明します。
何はともあれ、音を聞いてみましょう。
ちょっと音が歪んでしまいましたがこれが元音、私の声です。鍵盤に沿って普通にサンプラーとして使っている状態です。
GRAINS
ここで "GRAINS" を押すと、グラニュラーシンセシスモードに入ります。
音を聞いてみましょう。
既にボソボソとトレモロが掛かったような音になっています。
GrainSize
ではここで "GrainSize" ノブを回してみましょう。
音の粒子(トレモロ感)が、徐々に細かくなっていくのがわかるかと思います。
Stretch
次に "Stretch" ノブを回します。
音の引き伸ばしと同時に、ピッチも上がり下がりしていきます。
この値はかなり大きく、最大100倍程にもなるようで、ピーキーな使い方が期待できます。
GrainFeed
最後に "GrainFeed" ノブです。
これは恐らく、フランジャー等のフィードバックに近いものかと思われます。
これに関しては、さほど特徴的なサウンドとも言えないので、出音に後でフランジャーをかけるなどしたほうが自由度が上がるかと思われます。
引き続き紹介していく予定です
POLYGONはサンプラーとしても一応の機能はありますし、今回紹介したグラニュラーシンセシス的なもの、またスタッターとしての機能もあり、大変ユニークな製品です。