yatsureCreate 2018/09/24 23:14

【ノベル】プレイガールースタッド編ー プロローグ

「アキラ!」

怒声と共に思い切り開かれたドアが、戸当たりを無視して壁に叩きつけられる。
呼び出しに応じない部下を探させる為の、別の部下も居ないほど今は忙しい。故に学園長テスタは非常に荒ぶっている。
学園内を飛び回り、人伝になんとか所在を割り出し、ようやくそれらしい一室へと辿り着いた。
テスタの怒りは、常日頃からサボりぐせのある部下への募ったものだけではない。この部屋に居る理由も含まれている。
ぱんっ、ぱんっ、と、乾いた音と、液体が混ぜられるような湿った音がドアを開け放った今も鳴り響く。

「あれ・・・学園長、どうしたん、です?」

金髪の少女が四つん這いに伏せ臀部を突き出し、そこに思い切り腰を打ち付ける赤髪の少女。
テスタが探して居たのは、赤髪の方だ。部屋に到着する前から、この二人が部屋で何をして居るのかは聞いて居た。だからこそテスタは激昂しこうしてドアを破壊してしまったわけだが、いざそれを目の当たりにすると、二人の邪魔をしてしまった自分の方が悪いのではないか、という錯覚に陥り言葉を失う。

「い、ま・・良い所・・・なんですから、邪魔、しないで・・・頂けますか・・・。あ、今、じゅわって・・・♡ミカちゃん、奥、弱いんだね・・・♡」
「あっ・・・は・・・♡アキラさ・・・♡んんっ・・・♡」

ぱんっ・・・♡ぱんっ・・・♡

相変わらず腰を動かし続ける赤髪の少女の名はアキラ。学園内でも一目置かれる魔法拳士だ。彼女の戦闘力は近隣の村々にまで知れ渡る、実質学園内の五本指に入る実力者。だからこそ彼女にしか任せられない任務があるというのに、この始末である。若き学園長の気苦労は絶えない。

陰核を魔法で膨張させ男性器を模り、金髪少女が差し出している蜜壺へと突き刺しては引き抜く。
濡れた膣壁が、膨らんだ亀頭に体温をもって絡みつく。ひくひくと痙攣しがちな肉棒は、
蜜壺から滲み出る粘液を浴びながら、こりこりと亀頭の上側を子宮口に舐めまわされ今にも泣き出しそうだ。
じゅぷ・・・♡じゅぷ・・・♡と淫猥な水音を伴いながら、ゆっくりと深いストロークで
少女のあたたかさを堪能している。奥まで肉棒が入り込む度に、顔を伏せたままカラダをびくっ、びくっ、と震わせる金色の髪をした少女の様子は、見ているだけで気持ち良さそうな事がわかる。

「はー・・・!ミカちゃん、イクよ・・・!」
「あっ・・・♡待って、くださ・・・♡もう少しで、また、イけそう・・・なんです・・・・あっ♡」
「まったく、仕方がないなぁ・・・。ほら、ここ、擦ってあげるから・・・。」

ぱんっ・・・♡ぱんっ・・・♡

「あーっ♡そこ、だめぇ・・・♡イク・・・♡も、イきます・・・♡アキラさ・・・♡」
「ん・・。じゃあ、奥にあったかいの、出すからね・・・?」
「は・・い・・・♡ふああっ・・・♡」
「うっ・・・!んっ・・・!」

びゅくっ・・・♡びゅくっ・・・♡
金髪の少女の臀部を握る指に力が入り、その柔肉に指を一層沈ませながら、体全体を強く痙攣させるアキラ。擬似男性器化魔法を使っている事は容易に想像がつく。快楽に浸る二人の様子に流石のテスタも目を背け、自身の穿いている下着を心配する。止まっていたアキラの呼吸が再開され二人の腰が離れると、体液で濡れた肉棒が抜け落ちぬらぬらと光っている。金髪の少女は放心状態で身動き一つ取らない。アキラは彼女のスカートを秘部が隠れるようにおろし、身支度を始めた。

「はー・・・。はー・・・。」
「・・・アキラ。私がここにきた理由、思い出した?」
「え、あ〜・・・いや違うんですよ、彼女が"彼氏に振られたので気持ちよくして下さい!"って頼み込んでくるから・・・」
「理由は聞いてないわ。ったく、貴女は"娼婦"じゃなくて"戦士"なんだから。わかった?」
「あはは・・・でも、えっちしたいじゃないですか。それとも学園長、また相手して頂けるんです?」
「はぁ・・・その性欲には呆れ果てるわね。私は忙しいの。」

そんな会話を展開しつつ、学園長室へと到着する。
質の良さそうな絨毯、高級さが見て取れる棚やソファー。テスタが腰をかけた椅子も、さぞ値が張るのだろう。復旧される以前の、このG・ガーデンの在り方について流れる噂の真意がここに集約されていると言っても過言はない。アキラは、この部屋の空気がなんとなく嫌だったが、それは恐らくテスタも同じだろう。しかし、家具を買い揃える予算などどこにもない。ソファーに腰をかけテスタの様子を伺っていると、机から一枚の用紙を取り出し、向かいのソファーへとかけアキラに手渡した。

「魔女討伐・・・。あはは、学園長も人が悪いなー。・・・私に死ね、と?」
「・・・・貴女しか、居ないのよ。」

G・ガーデンの領地内にある森に、最近魔界からやってきた魔女が住み着いた。魔女から何かをされたわけではないが、森はトラップだらけになり、そこから生活資源を得ていた近くの村の住人から依頼が来ているのは聞いた事がある。
・・・そこに派遣された、偵察隊含む部隊の数と人数、そして成れの果ても。

「・・・ヒジリにこの事は?」
「当然まだよ。彼女のケアは、私が直々に指導するわ。」

人間界と魔界の間に突如空いた"孔"。魔法などとは無縁な世界に広がるモンスターは人類をことごとく食い散らかした。それを予見し、いにしえから対策を立てていたのがガーデン。各地に立てられたガーデンは、今や人間界の秩序そのものだ。とはいえ、そう立派なものでもないが。
今や肉親は可愛い妹ヒジリただ一人。
魔女からの手出しは無いとはいえ、資源という実害が出ている以上ガーデンが動かないわけにはいかない。しかし、貴重な人材を既に十数名失っている現状、どちらかといえば村の人々を黙らせる必要がある。ガーデンで五本の指に入る手練れが向かっても解決できないのであれば、村の人々は納得するだろう。それ以上戦力を失うという事は、めぐりめぐって自分たちの生活がさらに危険に晒される事になるから。実質、アキラに選択肢は残されていなかった。

「・・・報酬は?」
「貴女のそういう所、頼もしいわ。何が欲しいの?」
「G・ガーデン学園長の名の下に行えるフリーセックス券。期間永久、対象は、学園長を含む、で。」
「・・・・・・。」
「もちろん、男女問わず。」
「・・・・・いいわ。貴女が生きて魔女を無力化できたなら、報酬としてその願い、叶えましょう。」
「・・・マジで!?」

アキラの狙いは、無論"テスタとのフリーセックス"だ。その他の人間など、既に眼中にない。G・ガーデンNo1の天才、ルルには少し唆られるが、セックス券を持ってても殺されるかもしれないので却下。
・・・愛が欲しい。家族愛以外の愛が。
愛のない快楽は、もう沢山だ。男も女も、もう十分味わった。ほどんど女だったけど。学園長は同い年だが、自分と違って品がある。そして、愛がある。一度だけ交わった事があるが、あの時間だけは、心の隙間が満たされた。

正直アキラは、死ぬのも良いな、と思い始めていた所だ。そして同時に考える。もしも魔女が若くて可愛かったら嫁にしよう、と。十中八九、自分が殺されるだろうが、まぁ人生何があるかわからない。漠然と、そこに自分の求める愛があるんじゃないかと希望を持ち、いざ旅立つ。

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