覇県を握れ いろいろな県で楽しめるように その2

47都道府県をテーマにした戦略SLG「覇県を握れ」。


公式ページ https://wargame.jp/?page_id=2131

システムやバランスで最も心血を注いだのは……

・都道府県の実力をリアルに再現。
・どの県でも遊べる。
・県ごとに違うゲーム体験ができる

です。



企画当初から問題になっていたのが、都道府県ごとの初期軍事力が違いすぎるので、バトルロイヤル形式だと1ターンで滅びる県が続出する事でした。

北海道と島根県では、陸上自衛隊の推定戦力差が300倍ぐらいはあるわけで……。

また電力を再現したため、発電所に乏しい東京都なども、身動きできないまま滅ぶことになってしまいます。というより海上封鎖の概念があるので、バトルロイヤル形式だと軍港を持っている県以外は即滅亡レベルという……。



都道府県の実力を再現する試みとしては面白いのですが、ほとんどの県ではゲームにならなくなってしまいます。

この問題を解決するために、外交システムをもーーーのすごく苦労しつつ、数年越しでなんとか形にしました。中でもいろいろな県で遊べるように実装したのは次のとおりです。


◆そもそも最初は戦争していない

本作は四国志と異なり、基本的にゲーム開始時は戦争していません。武力侵攻するには外交態度を下げて戦争状態にする必要があります。逆に戦争を避けるには、関係を改善していく必要があります。

戦争していないので、海上封鎖でゲーム開始から何もできず終わったり、1ターン目に格上が攻めてきて滅ぼされる事はありません。


◆産業の融通

他県と仲良くなると、相手の発電力、工業力、造船力の一部が得られます。

これにより電力不足の県でも、発電所が多い県と仲良くする事で生き残れるようになっています。

せっかく仲良くなった県が、別の県によって滅ぼされる事も多いですがw。



◆隣接している県に対しては、県の規模を問わず外交ボーナスがある。

隣接県への外交ボーナスを活用する事によりにより、何も出来ないままお隣と戦争に突入してしまい滅ぼされる可能性を大きく減らす事ができます。

また近隣外交を展開しやすくする事で、プレイする都道府県ごとに違ったゲーム体験ができるようにしました。



◆合併

弱小県でも大きな県と合併できれば、一気に県勢を強める事ができます。

ただ無条件で合併できると強力すぎるうえに、どの県で遊んでも似たような展開になりがちなので、そのあたりはいろいろ調整しています。



◆ふるさと納税

ふるさと納税という外交コマンドで、他県から税収を奪う事ができます。

東京都など税収が高いエリアに対して特に有効なため、強豪相手に有効な攻撃手段になります。

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