月宮魅艶 2019/05/20 08:18

【官能小説】ヘンタイ好きシリーズ・女子高校生ミコ(12話)

舌足らずの声は、本気で拒絶はしていなかった。

彼は乳首を銜えたまま、ニンマリ笑った。

そしてもう片方の胸を揉みながら、激しく吸い出した。

「あっやっ、やんやんっ!」

ビクビクッと背中が動いてしまう。

胸を吸われる快感も、この時はじめて知った。

彼はザラザラした舌の表面と、ヌルヌルした裏面を使い、絶え間なく乳首を舐めた。

すると真っ赤に染まり、立ってしまう。

「ああっ…!」

「恥ずかしがることは何にもないよ。ココは男だって弄られるとたまらないんだから」

彼はそう言って、揉んでいた方の胸を今度は口で愛撫しはじめた。

そして唾液で濡れた胸の方は、手で愛撫する。

「ああっ、むっ胸も弄られると気持ちイイぃ」

わたしは思わず彼の頭を抱え込んだ。

そうして薄暗くなる頃、ようやく彼は解放してくれた。

ティッシュで胸やアソコを拭いて、タクシーを呼んでくれた。

別れ際、一万円札を10枚も渡してきた。

「あの…」

「また気持ちよくなりたかったら、おいで」

彼はわたしの耳元でそう言った。

わたしはぼんやりしながらタクシーに乗り込み家に帰った。

…その後、夜、ベッドで1人でいると、彼の愛撫を思い出してしまった。

「んっ…!」

自分の指で胸やアソコを弄っても、彼が与えてくれた快楽には程遠かった。

本当は忘れたかった。

あんな変態に、あんなことをされたのを…。

でも体は夜な夜な疼いた。

あの刺激が欲しくて欲しくてたまらなくなってしまった。

そうしてわたしは彼と出会ってから一ヵ月後に、再びあの場所へ足を踏み入れた。

アパートの部屋に行くと、彼はこう言った。

「待ってたよ。我慢できなくなったんだね? さあ、おいで」

腕を引っ張られ、わたしは彼の部屋に再び入った。

そして服を全て脱がされ…。

体の隅々を愛撫された。

―そして付き合うようになるまで、時間はかからなかった。

一線を越えるのは、彼の部屋を3回訪れた時だった。

アソコに入れてほしくて彼に頼んだ。

そのサイズにはじめはビックリしたけれど、でも…入れてくれた。

一つになった時、わたしはやっぱりと思った。

やっぱりわたしは、この変態が好きなんだと。

痛みと快楽の中、気付いてしまったのだ。

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