蜘蛛
あてんしょん
刀剣〇舞の山〇切国広がモブに犯されているBL二次小説です。
読む際はご注意ください。
pixivにて掲載中。
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ねっとりと主の舌が体を這う。
ここに【飾られ】もう何日経ったのだろう・・・と俺は思う。
空中に赤い縄で縛り吊るされ、見世物のように飾られる己の肉体。
己の本体である刀はもうずいぶん前に取り上げられ服もまとわず過ごす日々。
俺は、山姥切国広はなぜこんなところで戦うこともせず飾られているのだろうと投与される媚薬という薬で意識がもうろうになりながらも思う。
この本丸はいわゆるブラック本丸といわれるものらしい。
らしいというのは主の担当である政府のものが嗤いながら話していたことを聞いたからだ。
俺は顕現されたその日から主のお気に入りの一振りとして来客を迎える応接間に飾られている。
主がいつからこんな狂ったことをしているのかはわからない。
もしかしたら審神者として選ばれたときからもう既にやっていたのかもしれないがそれを知る方法も知りたいという考えも俺にはない。
あぁ今日も、飾られた部屋に客がやってくる。
主におもちゃで遊ばれるときも嫌だが、この客人というのがさらに嫌だった。
「やあ久しぶりだね。国広」
男は開口器で口を開かされ黒い布で目隠しをされた俺の頬を汗でしっとりとした手でべたべた触れる。
俺はわずかに動く首を左右に振り男の手から逃れようとするが男はそれを気にせず開口器で開いた口の中に指を突き入れ口の中を指で撫でる。
舌を引っ張り出され口の中にたまっていた唾液が垂れる。
その様子を男は嗤い耳に舌を入れて舐る。
「いつも通り、金を払おう。オプションも前のままで構わない」
「ありがとうございます」
主の声が聞こえたあと、ガラガラと音が聞こえて何かが運び込まれる。
「さあ、乱れた国広を見せておくれ・・・」
目隠しを取り去られ飛び込んできたのは、男のいやらしい笑みだった。
そばに主が控えている。
そして時折反抗する俺を言霊で縛り、無理やりいうことを聞かせるというのが客と交わるときの常だった。
今俺は吊るされてはいないが赤い縄をつけたまま対面座位で男に抱かれていた。
「あっ・・・!あ、ひぃ!あっあっ、あっ!!!」
口枷は外されてはいるが、赤い縄が手首と首を結び抗おうとすると首が閉まるという悪趣味な緊縛。
男は俺の腰をつかみ、ガツガツと欲をむさぼる。
奥の奥、結腸へとグボッとはめるとそこを狙って何度も突き上げ俺は悲鳴のような喘ぎ声を上げながら逃げることのできない快楽に溺れる。
そして男が逝くと俺も達し、精液をピュっと飛ばす。
だが男はそれで満足するような性欲ではなく、俺をうつぶせに押し倒し俺の体を男の体で押しつぶすかのように交わる。
体の下に手が入り込み赤く熟れた胸の尖りを強めに引っ張られると俺は「きゃうん!」という声を上げ慰めるようにやさしく尖りを触られると視界が真っ白になりはじけ精液を出さずに達した。
そして何度も種付けをされた後、男がようやく俺から離れる頃には、俺の体はぐったりと弛緩し動けなくなる。
だが、今日はそれだけでは終わらなかった。
「まだ時間があるからね。今日はいろんなことにチャレンジしてみようか国広」
男は用意されていたおもちゃの中から中身の入った注射器を取り出すと、空気を抜くために液体を少しだしうつぶせに倒れていた俺の体を仰向けに横たえあろうことか胸の尖りに針を刺したのだ。
「ひぃぅ!!!」
予想していない場所に注射され微かな痛みに悲鳴を上げると男は気にしてはいないようでもう片方の尖りにももう一本の注射器で中身の液体をすべて注ぐ。
刺された場所から胸がムズムズしだし、神経がそこに集中したかのように過敏になったのがわかる。
が、それで終わらず
男はおもちゃの中に何やら文字のようなものが書かれた札を持ってくると俺の胸に張り付け、やがて札が半透明になり心臓の上に文字だけを焼き付けて消えた。
「国広、今から私たちは夫婦だよ。ラブラブセックスをしようね・・・」
語尾に【はーとまーく】でもつけていそうなほど甘ったるい言葉で男はいう。
だれがそんなことをするかと吐き捨てようと口を開く。
「はい、旦那様」
俺の口から当初いう言葉と全く違う言葉が飛び出し。俺は目を見開く。
「ふふふ・・・今の札はね一定時間の間張った対象を自由に操ることができるという呪物なんだよ、これで僕と国広は愛し合ったセックスをすることができるね」
うっとりと言う男の手が俺の自身へとのびる。
あれほど犯されて精液を出し切った俺の自身は起ち上ることができず萎えたままだ。
それでも男は飽きもせずやんわりと揉みしだきながら俺の拘束を解く。
俺の体は自由になったにもかかわらず、逃げ打つことも反撃することもできず爪を立てないように男にすがる。
そしてゆっくりと唇を合わせあい、俺の体は意思とは真逆に積極的に男と深い接吻を交わす。
主はその様子を見て己はもう必要ないと感じたのか退室していった。
本当ならば今がチャンスだというのに体は男の思い通りにしか動かず。
男は痕をつけながらゆっくりと下へ下へと下がっていく。そして胸にたどり着いたところでぢゅるる!!と音を立てて吸い上げられ。俺は女のような喘ぎ声を上げて胸から白い液体を噴き出した。
「な、に・・・?ひぅ!!」
息も絶え絶えになりながらなおも与えられる胸からの快楽に喘ぎ、男の頭を胸から話そうと伸ばせば俺の両手は頭にすがりつく形で男を抱き込みもっとと言わんばかりに押し付ける。
「うん、薬もうまく効いたようだね。これはね簡単に言うと女の子みたいに胸から母乳を出すことができるお薬なんだよ」
「一回国広に使ってみたかったんだよね」と男は言う。
「ふざけるな」と叫び男を殴りたかったが、口も手も全く動かず男の意のまま。
「じゃあ国広。お風呂に入ろうか・・・」
「はい・・・」
起き上がった男にもたれかかるように浴室へと移動する。
応接間の隣にある浴室はとても広く、湯もすでにためてあった。
「じゃあ国広、君の体で僕を洗ってくれるかい?」
「わかった」と勝手に動く口で言葉を返すと、俺はぼとるからぼでぃーそーぷを出し泡立てながら自らの体に塗る。
そしてある程度泡立つと「失礼します。旦那様」と一言置き、胸を男の体に擦り付けて洗い始めたのだ。
心の中で「変態が!」と叫ぶ。
だがはたから見れば俺もこの男同様変態といわれるに等しい行為をしているだろう。
男の体をすべて洗い終えるころには男の一物は再び起ちあがり、俺も興奮して母乳を垂れ流す。
そして、シャワーで胸の尖りを一通り刺激され空逝きした後、湯を張ったお風呂の中で犯されお湯が秘所に入り悶えながらまた空逝きを繰り返した。
湯から出た後、男は俺の体を柔らかいタオルで吹き赤い縄で再び緊縛を施し今度は搾乳機を取り付ける。
「あっ、あっひぃ!んあっ!!!ひぃ!!!」
搾乳機の筒の中は繊毛がびっしりと張り巡らされていて吸う以外に刺激が与えられ、かすれた喉で喘ぐ。
「もう少し楽しみたかったけど、どうやら時間のようだ。帰ってくるまでしばらくそれで遊んでいるんだよ?」
男はそう言うと搾乳機のほかにぴすとんましーん言う勝手に律動を繰り返すからくりを設置し起動させる。
最初はゆっくり確かめるように律動していたからくりだったが次第に速さを増し、先端の男根の張り型はいぼいぼがついていて秘所の中を刺激する。
あちこちからの刺激にひっきりなしに喘ぎ声を上げて男に助けを求めるが男はそれを無視して部屋を出て行った。
しばらくして男が戻ってくると
俺はもう喘ぎ声も出すこともできず喃語のような母音を発するだけで瞳はおそらくうつろになっていたと思う。
それを見て男は嗤うと。からくりをすべて外し。外してもなお噴き出る母乳に吸い付き秘所に指を突き入れくちゅくちゅと音を響かせながら出し入れし、やがてゆっくりと自身の怒張をずぶずぶと沈めていく。
もう札の効果は切れていたが、俺にあらがう気力も逆らう言葉も出ることはなく、男の愛撫を甘受する。
そして男と様々な体位で交わりそれがようやく終わったころには俺の意識は闇に落ちていた。
目が覚めると俺の体は赤い縄で再び空中に吊るされていた。
男と交わった応接間はきれいに整えられ、口枷だけはめられ視界は自由だ。
主は俺が起きたことに気が付くとふっと笑みを浮かべ。黒い布で視界を隠す。
またしゃべることもできず見ることもできず飾られる。
今度はどんな客の相手をさせられるのか。
はたまたまたあの男がやってくるのか。
俺は首筋に打たれた媚薬の熱に浮かされながら次の出番を待つ。
それはさながら蜘蛛に捕食されるのを待つ蝶のようで・・・
絶望しかない。