とっとって! 2019/02/18 18:27

苗床【刀剣○舞】

※R-18の二次創作刀剣○舞BL小説ですので見るときは注意願います。






















トップランカーの審神者が居るこの本丸に政府からとある調査を命じられたのが先日のこと。その命令とは【とある戦場にて刀剣男士達が行方不明となっている原因を突き止めよ】と言うことだった。

審神者は一抹の不安を覚えたものの承諾し刀剣の中でも選りすぐって強いもの達を選出し送り出したのが今朝。

「特に何も感じられないな」
「こんなところで本当に刀剣が失踪しているのか?」

他の刀剣がそう述べる中、隊の一振・大倶利伽羅は異変を感じ取った。

(戦場は・・・こんな甘ったるい匂いが漂う場所だったか?違う、ではなぜ他の奴らはこの匂いを感じ取れていないんだ・・・)
大倶利伽羅はその場にかがみ込み匂いをあまり嗅がないように口元を押さえる。
そしてその異変を仲間に伝えようとしたその時。

【いい母体がやってきた・・・我らの匂いを感じ取れるいい母体が・・・】
「!?」

頭の中に声が響き渡り、立っていた地面が突如なくなり暗闇広がる奈落の底へと吸い込まれていった。

「大倶利伽羅は何か気づいたか?・・・大倶利伽羅?」

仲間が振り返ったときには大倶利伽羅の姿は見当たらず、行方不明リストに大倶利伽羅の名が連なることとなる。









「うっ・・・」

気づいたときには暗闇で満たされた空間に居た。穴に落ちたことから地下だと思われるがそれ以上はわからない。それほど真っ暗で何も見えない空間だった。

「ここは・・・」
【よくぞ、よくぞ来てくださいました】
「!!だれだ!!!」
【我らはこの地の主、母なるものよ。今からその身を我らにふさわしいものに・・・】
「ッ!!!?」

頭の中に響いた声が途切れると共にあたりがぼんやりと怪しく光り出し、その光景に息を呑む。

「俺も他の刀剣と同じように折る気か!!!」

光が得られたことで見えた光景、それはさびて折れた数多の刀剣がうち捨てられた光景だった。

【いいえ、いいえ、この者達は変化について行けなかったものたち、けっしてあなた様もこのような末路を辿る訳ではございません】

その時、足首に何か巻き付き逆さにつり上げられる。蔓のような、だがそれにしては毒々しい緑色をしていた。

「!?」
【まずは母体にふさわしき体にせねばなりませぬ。さあ、さあ、こちらへ】

大倶利伽羅は己の本体に手をかけこの蔓のようなものを斬ろうとするが、それよりもはやく蔓が腕に伸び拘束され、本体である刀は地面へとうち捨てられた。
そして拘束された大倶利伽羅が運ばれた先は甘い匂いが漂う【水】がたまった場所だった。

【それは我らが我らの母体のために作った蜜。一口飲めば発情し二口飲めば、いい母乳を出す・・・それを全身に浴びせるとどうなるかわかりますか?】
「やめろ・・・やめろ・・・!!!」

大倶利伽羅の体は無情にもその蜜の中へと堕とされた。幸い、蜜の中に沈んでも息はできるが体が急速に熱くなり意識が遠のく。

【その蜜の香りを感じてしまったあなたが悪いのですよ・・・フフフ】



たっぷりと、1ヶ月。大倶利伽羅は眠ったままで蜜の中に浸かり続けた。引き上げた頃には、男らしい肉体は消え女性の体、いわゆる女体になっていた。
蔓は大倶利伽羅を優しく丁寧に地面に横たえると邪魔な服を脱がせ、全裸になったところで白い液体があふれ出ていた乳首に吸い付く。

【ああ、この方を母体に選んだのは間違いではなかった。さぞかしい『いいコ』を産んでくれるだろう】

そう言うと乳首から離れ、蔓は丁寧に大倶利伽羅を持ち上げ次の工程へとその体を移す。
大倶利伽羅の身を縛っている蔓とは違い細い蔓たちが集まり脚を開脚させ膣へと入りやすくなるように整える。まずは一つ目が膣へゆっくりと入り、そして二つ目の蔓が入りやがて満杯になるとバラバラに動き始める。最初は眠りながらも痛みを感じていた大倶利伽羅の表情は今や悦に浸っているようで、突かれる度に淫らに声を漏らす。

【さあ、さあ、さらに広げなさい。これでは我らが入らない】

だが、声の主はこれでは足りないようで、細い蔓がさらに狭い隙間を無理矢理に押し入る。

「あっ!!あ!あん!!!ああぁああ!!!」

大倶利伽羅の声は甘いまま、母乳を飛び散らし眠り続ける。
やがて大倶利伽羅が逝ったようで、透明の液体が飛び散り蔓の動きが止まる。

【後は膣を広げたまま、起きるのを待つといたしましょう・・・楽しみです】

空中で固定された状態で蔓は動きを止め、大倶利伽羅が起きるのを待つ。



「んぅ・・・」

少し肌寒い気がして大倶利伽羅は目を覚ます、そして視界に入った己の体を見て目を見開く。

「なんだこれは・・・!!!」
【あぁ、あぁ、ようやくお起きになられましたか】
「!!!?これはっどういう!!!何故俺の体が女のものに・・・!!!」
【それは我らの種をより馴染ませるためでございます】
【我らは植物のあやかし、最初は人の子を使い繁殖して参りました】
【だがしかし、いつの頃からか人の身ではうまく種子が成長せず同じあやかしを使い繁殖して参りました】
【そしてより良い母体を見つけるために蜜を使いその匂いを感じ取ったものを母体にと選んだ次第でございます。】
【それがあなた、今までの者達は蜜につけ女体へと変化させる状態で死んでしまうか、もしくは我らのものを受け入れやすくするために膣を広げたところで死んでしまうかのどちらかでした】
【あぁ、とても良き母胎、とても良き母になられる】
「ふざけるな!!!!」

あまりにも身勝手な言い分に大倶利伽羅は頭に血が上り逃げようともがくが、膣に入った蔓が黙らせるように一突きすると甘い声を上げおとなしくなった。

【あなた様が受け入れてくださらぬようで我らはとても悲しい。悲しい。だが・・・】
【ここまで来ればあなたの意思などもう関係ない。・・・我らの子を孕んでいただく】
「いや・・・っ!!」

膣に入っていた蔓が一斉に抜けその代わりに大人の腕ほどの蔓が膣に近寄る。

「ま・・・まて。まってくれ・・・!!!」
【待ちませぬ・・・!!!】

一気に突き入り、大倶利伽羅の意識が遠のくが、激しい快楽と共に無理矢理引き戻される。

「あん!!!!あ!!!いやぁ!!!あぁあああん!!!!1」

声は何処までも甘くあの凶悪な太さの蔓が上下にピストンする。
どこからか這い出してきた別の蔓がその小さな口に無理矢理入り、口の中をくすぐるように愛撫されればもうだめだった。

(きもちい・・・い!!きもちい・・・!!!!やめ、やめてくれ・・・おかしくなってしまう・・・!!!)
「んぐっ!!!んん!!!んぅ!!!んー!!!」

そしてついには蔓の先端が膨らみ、はじける。
臨月のように膨らむまで上からも下からも種子を飲まされ大倶利伽羅の体は地面へと下ろされる。

【ああ、とてもいい。とても気持ちが良かった・・・】
【ああ。ああ。後は健やかなる子が生まれれば良い】

蔓が撫でた腹にはハートのような紋様が浮き上がりそれは無事受胎したことを指す。

【だが、産まれるまではいかがする】
【なに、それまではその乳でわれらの養分を出してもらえば良かろう。良き苗床よ】

その言葉を聞いて大倶利伽羅は再び眠りに落ちた。















眠りに落ちてしまった大倶利伽羅は胎に影響がないように殊更丁寧に運ばれ、苔が生える立派な樹木・・・声の主であるあやかしの本体へと運ばれ、蔓が絡みつくように大倶利伽羅に集まり、胸からは二つの蔓が母乳を得るために取り憑き、ぱっと見ただけではそこに人が居るとはわからないほどに樹と一体化し眠り続けた。
そしてそれから幾日か、樹のあやかし達にとってようやくその日が訪れた。
激しい快楽を感じ起きれば、樹に一体化した自らと膣のあたりをさまよう蔓たち。
何事かと声を発しようとすれば、出てくるのは甘い声ばかり。

「あああああぁ!!!?んぁああああ!!!!」
【ああ、子が降りてくる】
【愛しい我らが子、早う降りておいで】

絶叫に近い声で甘い声を出す大倶利伽羅と違い、声達はとてもうれしそうに【早う、早う】と繰り返す。
大倶利伽羅は唯一固定されていない頭を振り乱し、快楽を逃そうとするが何かが下へと降りる感覚に快楽をより一層感じてしまい「あぁ!!!あぁああ!!!」と声を出すことしかできず。そしてついにそれは産まれた。

【おぉ!おぉ!これはこれは!!!】

声達が一斉に感嘆の声を上げ、産まれた子を見る。大倶利伽羅は疲れて閉じかけていたまぶたを無理矢理上げ、何が産まれてきたのかを見た。

それは、とても美しい子だった。
淡く緑色に輝き、一目で人ではないとはわかるものの、造形は大倶利伽羅に似てとても愛らしい顔つきをしていた。

その子供を見た瞬間大倶利伽羅は「これで解放される」と思った。だが・・・

【母よ、母よ。次なる子を】
【次は我らの子をお生みください】
【いや、我らが先だ】

声が頭の中に反響し誰がしゃべっているのかわからない。
しかし、これが終わりではないと悟った。

また膣の入り口に蔓が擦り付けられる。
恐怖と、ほんの少し期待とで目を潤ませ受け入れた。

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