ゲームの価格の決め方について
エロ代官の価格
予告ページで未定としている価格ですが、遅くとも販売の一ヶ月前までには決定したいと思います。
「エロ代官」予告ページはこちら
なるべく早く決めるべきだと思いますが、いざ決めるとなるといくらにするのがいいのか悩んでしまいますね。
以下、価格を考える際に調べたことなど備忘録がてら書いておきます。
※つらつらと書いていたら変に長くなってしまったので興味ない方はスルーしてください。
どうやって価格を決めるか?
これは純粋にゲーム自体の価値から決めようと思います。
DL販売のメリットはCDのプレス代などの販売費用や在庫リスクがないことです。
ゲームのCD一枚焼くのに500円かかったから販売価格は500円以上じゃないと元がとれないといった価格の決め方をする必要がなくなります。
しかし、じゃあゲームの価値をどう価格に反映させればいいのか。
そこで他のゲームの価格を参考にしたいと思います。
ゲームの適正価格は?
これまで購入したゲームやDLSITEのランキングを見た限り、やはりエロゲーなので基本的にはエロの質と量が価格を決定づけています
以下、2019/06/28時点での2019年の年間ランキングの1位から10位までの価格、基本CG枚数、アニメ、ボイスの有無を簡単にまとめてみました。
1位 軋轢のイデオローグ
2700円 基本CG170枚上+アニメ+ボイス
2位 ナイツ・オブ・メサイア【真実の答え】
2700円 基本CG143枚以上+アニメ
3位 FalseMyth~謀欲のサクリファイス~
2700円 一枚絵ではなくドットアニメ
4位 Succubus × Saint ~淫魔の宴と聖女の法悦~
1944円 枚数の記載なし。+あえぎボイスのみ
5位 深淵の探索者
2808円 基本CG:36枚+ボイス
6位 魔王のハーレムは冒険者町にて
2052円 基本CG36枚
7位 Guilty Hell 白の女神と亡者の都
3456円 3Dアニメ300シーン以上
8位 サキュバス戦記
2160円 キャラ55体以上に立ち絵と敗北シーン+アニメ+ボイス
9位 王国の守護天使
1620円 基本CG30枚+ボイス
10位 パニックパーティー
1620円 アニメ40以上
トップ1,2のボリュームとんでもないですね・・・
ランキングの11位以下もざっと見ましたところ、
目安としては基本CGが
15~25枚で千円前半
30~40枚で千円台後半
30~40枚に多量の差分やアニメ、ボイスなどで2千円前後
かなりざっくりしてますが、エロボリュームと価格の関係はこんな感じだと思います。
それ以上の価格はびっくりするくらいのボリュームやクオリティを同人ゲームとして出せる限界の価格にしているのかなという印象です。
最後に、価格ごとのDLSITE手数料の割合を見ておきましょう。
DLSITEの価格表
実際に見る価格である税込み価格を表示しています。
このように価格が高くなればなるほどお得な割合となっていきます。
また、同じ価格帯でも明らかに損をする価格設定が存在します。
例えば販売価格648円は108円高い756円にすると卸価格も324円から432円に108円アップします。
しかし、756円から864円にアップすると卸価格は半分の54円しかアップしません。
これは単にDLSITE側の計算のしやすさなどの都合によるものでしょうが、864円と972円はそのしわよせがきています。もう一つ上の価格帯だと1512円と1620円ですね。
逆にお得な価格はというと756円、1404円、2052円、2700円などが挙げられます。
実際、このあたりの価格で販売されてるゲームが多いと思います。(2052円は2000円超えちゃうので1944円という設定が多いですが)
そして、もう一つ重要なのが割引設定です。
これはサークル独自に行えるものなのですが、ここでポイントになるのが割り引いても手数料割合は変わらないということです。
これがまた悩ましい。
例えば
1404円でゲームを販売すると972円が卸価格です。
一方で、
1944円でゲームを販売して30%割引にすると販売価格1360円に対し、卸価格982円となります。
1404円で販売するより44円安くなった上に制作者の取り分は10円増えるという、みんな得する結果になります(DLSITEだけちょっと損)
こうなると高目に設定して割引を大きくするという戦法がかなり有効になるわけです。もっとも、元の値段に対してゲームがあまりに釣り合っていなければ、購入者によく思われないでしょうが。
ちなみに割引設定は最大4週間設定でき、その後は1ヶ月間をおくことで再び割引が可能になるようです。
終わりに
というわけで価格決定に関して簡単に調べた結果は以上になります。
あとはゲームの完成が見えた頃にこれを参考にして価格を決めたいと思います。
これまで購入者目線でしか価格を見ていませんでしたが、作る側になると違った目線で価格を見れて面白いですね。
・・・長々と書きましたが、こういう情報をまとめたブログとかどこかにありそうな気がするんですよね。どなたかご存知でしたら教えてくれると嬉しいです。