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如何物月の里

■大洞竹の群生地 集落 如何物月の里

どこか見知った雰囲気の集落。巨大な竹の縁に立ち
此処にも何か食材はあるだろうかと辺りを見回していると、
悠々と空を泳ぐ黄金の龍と目が合った。
他にもちらほらいる動くものは形からして人ではないようだ。

「へえ、うさぎって本当に餅ついてんだな」
朝に出てからそれほど時間は経っていないはずだが、
真っ暗な中に、竹から発する光が目に痛いほど眩しい。
ぺったん ぺったん
ここはもしかしたら月なのだろうか。
そんなことを思いながら男は顎をさすっていた。


点在する大洞竹の群生地。
幹は高くそびえ立ち、互いに密集して葉を茂らせ降り注ぐ光を遮る。
月の光を蓄える性質があり、幹を割ると内側から光があふれ出るのが分かる。
地下茎で増え、各地で帯状に分布している傾向がある。
「この竹の光を見つめると月にさらわれる」という言い伝えがあるが、
確かめたものもおらず実際のところは定かではない。

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