kodamashi 2018/08/15 11:10

ナースさんと体だけの関係になりたい 01


SS付きで投稿。

気がついたら血と錆だらけの世界にいた。
脱出しようとさまよう内、俺は異形のバケモノ共に出くわす。
恐怖に震えたが、なぜか奴らは俺を襲ってこない。
バケモノ共は俺の存在を認識しつつも、素通りするだけだった。
ひとまず命の危険はないようだ。

ふと見ると、バケモノの中に若い女がいた。
ナース服に身を包んだ、豊満な肢体。
ずいぶんと色っぽいバケモノだ。
顔だけは水ぶくれしたかのようにボコボコとして気味悪かったが。
とりあえず近づいて見ることにした。
近くで見ると、やはりグラマラスな体に目を惹かれる。
ナース服というにはサイズが小さすぎ、全体的にパツンパツン。
胸元は大きく開き、巨乳の谷間がこぼれんばかりに覗いてる。
超ミニから伸びた太ももが、むちむちとしてて悩ましい。
それなのに顔だけは、不気味なことに目も鼻もない。
てらてらと光る赤い唇だけが半開きになってる。
明らかに人間ではなかったが、異様にセクシーだった。
雄の本能を刺激する、肉感的なバケモノだった。
俺はこのバケモノを、”ナース”と呼ぶことにした。

”ナース”は凶器を持っているが、俺に襲いかかる気配はない。
俺に気づいても、俺の周りをウロウロするだけだ。
おそるおそる手を伸ばし、彼女に触れてみる。
特になんの反応もない。
だがやがて彼女は、俺の体をペタペタと触り始めた。
水ぶくれの顔を近づけ、クンクンと匂いを嗅ぐ仕草もしている。

その時、不意に衝動が沸き上がった。
異常な状況と、命の危険が無くなった安心感からだろうか。
俺の中で、なにかが弾けた───

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索