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素材の記事(3)

VGM Collection Vol.4 発売!!

VGM Collection Vol.4: EDM/Clubsoundsが発売と相成りました。同人ゲーム界隈ではたぶん珍しい、クラブ系トラックのロイヤリティフリー素材です。いきなり余談ですがくらびすたはメロディ主体のもの(ジャンル)を「楽曲」「曲」、ヴァーヴァープゥプゥといったFX的な音が主体のもの(ジャンル)を「トラック」と呼び分けています。数える単位では「曲」「トラック」どちらも使います。どうでもいいですね。

今回もジャケットもとい作品ページ用紹介画像は手作りです。ちなみにこのDJは僕です。実はここ数年でDJもするようになりまして、まあインターネットミームに汚染されたふざけたプレイングしかしていないんですが、たまーに現場でも演らせていただいています。

制作期間: 3日と5年

収録楽曲は全て既存曲のリビルド版です。作るの楽ちんかと思ったら全然そんなことありませんでした。VGMCの特徴でもあるパート別音源の用意やループの仕込みの工数が意外とバカになりません。しかも昔の曲(いちばん古いのは2013年のもの)ですから今よりミキシングがうんと下手で、ワークフローも汚いし、そのくせ自分可愛さの為に作っているせいでパート数だけずいぶん多く、実際過去最高に手間がかかりました

ボーナスの4トラックは少し事情が違っていて、これらは当時CDなどに収録したときの音源をそのままフォルダーに放り込んでいます。murder murderだけはツーミックスしかなかったので今回マスタリングしました。CD用なので量子化ビット数は16です。(ハイレゾではありません)

クラブ系ジャンルの持つ性格

そう、クラブミュージックっておおよそ自分可愛さ(目立ちたがり)で作るので、他のジャンルとはいろいろ勝手が違うんですよね。僕がここで語りたいのは人間性音楽性云々ではなく同人ゲーム作家が使えるような素材が生産されるかどうかという点です。

DQやFFに感化されて素材用にオーケストラ曲作ろうって流れはありますけど、BEMANIに感化された人ってたいていそのまま自分や友達のDJプレイの為にトラックメイキングをするようになるんです。「元からBGMとして流れている場合」か「音楽それ自体をアミューズメントの核にされている場合」の差ですね。リッジレーサー人口がビートマニア(5鍵)人口を大幅に超えていれば今よりテクノ/ドラムンベースのBGM素材も多かったかもしれません。

あと、これはいささか傲慢かなと思うのですが、そういう事情があることからか、どうも「素材屋さん」が作るテクノ類って若干しょっぱいのが多い気がしていました。そこはやはりシンセをバチバチに使い倒す(使い倒してでも作りたい人が作る)ジャンルですから、「このサウンドがええねん!」というモチベーションによって出る美味しさの占める割合が大きいのかなぁと。

そんなことも考えつつ、僕がいちばん音ゲーに影響を受けていて、お金になるならない以前のやる気だけでゴリ押ししていたような頃の曲も、耐え難きミキシング地獄に耐え忍び難き恥を忍び収録に及びました。今このくらいの熱量でクラブ系を書いてと頼まれたらそれなりの値段を申し受けると思います…。最低でも諭吉でスマブラができるくらい。

とはいえ素材が少ないジャンルですから、これが好評なら書き下ろしで続編を制作することも考えています。くらびすたはジーコジャパンを応援しています。

くらびすたはそんなにクラブ系ガチなん?

そんなことはありません。正確にいうと一時期そのつもりでいましたが、その器ではないと数年前に気付きました。自分がどうやら、ある音楽ジャンルを極めるより演出やミーム性に訴えかけたいタイプだということを、PSO2やアイマスにドハマリするのに連れて理解した感じです。

ただ「昔取った杵柄は活かしておきたいな」という気持ちと「器用貧乏バンザイ、何ならEDMにジャズっぽいコード進行入れちゃうぞ」といった気持ちがある(いやFuture Bassとかオシャレテンションコードまみれやけど)ので、今もこの手のスタイルの音楽を作るのには前向きです。

これからもいろんなジャンルの美味しいところを界隈をまたいで広めていくためにも、(ジャンル警察に目をつけられない範囲で)僕なりに活動をしていきたいなぁと思っています。VGMC4に入っている曲もざっくりジャンル名書いてあるけどアテにしないでね。

作品ページ


ロイヤリティフリー楽曲素材集 “VGM Collection Vol.4: EDM/Clubsounds” [KLV Canvas]| DLsite 同人

次回予告

今回の制作にあたってはテーマをTwitterのアンケートで決めました。「クラブ、EDM、フェス」は17票中8票でした。他の候補は「ヒーリング、アンビエント、サイバー」(5票)、「インド、アフリカ、ラテン」(4票)でした。「ヒーリング、アンビエント、サイバー」は次回「VGM Collection Vol.5: Ambient/Cyber」として制作する予定です。(予定です。) Vol.4同様、過去曲を再構築したものを主軸に書き下ろしも作れそうなら、といった感じになると思います。

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DSKB for Followers (DSKBf) ダウンロードページ

Ci-enフォロワー限定特典プログラム「DSKB for Followers(略称:DSKBf)」のダウンロードページです。

DSKBとは

KLV Canvasが展開しているR-18利用歓迎(!)素材集シリーズです。「ドスケベ」と読みます。エロRPG作者さんにも高品質な効果音を提供したい!という気持ちで制作した汁モノ系パック「DSKB Vol.1」が最初です。

DSKB for Followersとは

没音源や練習音源のうち使えそうなものや古い音源をまとめたKLV Canvas初心者用/布教用パックです。
手前味噌ですがKLV Canvasは他の多くの素材サイトさんより良い材料、良い機材、丁寧な処理で制作しているという自負があります。美味しいよ。
フォローは無料ですから、気軽にお試しください。

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レコーディングに行ってきました

5月26日から5月27日にかけて、滋賀県は長浜市までフィールドレコーディング出張に行ってきました。

お目当てはJR北陸本線を走る「SL北びわこ号」の汽笛です。専門学校時代に先生が「SL見にいかない?」と誘ってくれて以来2年ぶりの琵琶湖でした。当時は先生の録音を見学するのみだったので、自分でレコーダーを構えてSLを相手にするのは今回が初めてです。

SL北びわこ号 2018年春季運転のお知らせ:JR西日本

後から知ったのですが北びわこ号は今回をもって牽引車が入れ替わるらしいです。多くの鉄道ファンが押し寄せていたのはC56形160号機の見納めというのもあったみたい。

26日

晩ごはんのトリキはTwitterを見ていただくとしましょう。チャンジャおいしかったです。

友人宅最寄駅では人気のない駅の暗騒音をレコーディング。夜の23時、田舎の無人駅となればかなりクリアな音が録れます。いろいろ妄想も捗るシチュですね。

27日

起床即録音。録ってすぐに友人宅へ戻り確認と編集をします。

録れた音源はこんな感じでした。「最初に遠く(ひとつ前の駅)で汽笛が鳴った後、目の前を右から左へ走り抜けて、また汽笛を鳴らして走り始める」ところまでが録れています。

よく見てみると

少しだけクリッピングしてしまっています。

しかしこの部分は機関車本体が通り過ぎた後の客車のブーミング音なので、「SLがたった今やってきた音」としては重要ではありません。残響をつけつつフェードアウトという流れでひとつの素材とすることにしました。「傷みかけの肉や魚をお惣菜にする」理論です。

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