KLV Canvasさんをフォローして、最新情報をチェックしよう!

マイページへ

Ci-enはクリエイターに対して、金銭的な支援を送ることができるサービスです。

投稿記事

効果音の記事(5)

「PALETTE」リリースのお知らせ

この手の話題ではご無沙汰です。

ライブラリ制作について

結論から言いますと、今後(転職等しない限りとりあえず半年くらいは…!)DSKB/VGM Collectionに代わり、新体制のもと個人/小規模サークル向け(※)のライブラリ制作を行う方針でいってみようと思います。朝令暮改がちですみません。

あと「素材」とか「フリー」といった言葉を廃して単に「ライブラリ」、あるいは「音ネタ」と呼ぶようにします。自称する活動スタイルもこれからは「デベロッパー」で。これはほとんど好みの問題なんですけどね。趣味100%の制作とはどうしても性質が違うため、ここはそれとなくお堅い言葉を使った方がいいなと思いました。デザイン事務所や放送局に置いてある「ストック写真」「ストックフッテージ」みたいなニュアンスです。

※法人化しているサークルさん/企業さんによる利用は価格面/サポート面から想定しないものとしています。ごめんなさい。アカデミック版ソフトみたいに審査ができるわけでもないのでそこは皆さんの良心に委ねます。

ラインアップについて

まず、個別売り(500円統一)と大型パック(4,000~7,000円程度)の2種類体制にします。2,000円程度の中型パックって本当に中途半端で…。どうあがいても薄利になってしまうのに多売にはなりにくい微妙なところでしたね。

個別売りはBGMで1曲(+簡素なバリエーション程度)、効果音で1~10本(環境音や高コストネタは少なめ、エロネタなどは幾分まとめての収録)になるかと思います。場所はBandcampとかBOOTHも考えましたが、他の音楽リリースと紛らわしいのでDLsite/FANZAでいこうかなと。

大型パックは「PALETTE」シリーズとして直前のPALETTEリリース以降で出した個別売りをまとめて出します。その年の初めのリリースは音楽系と効果音系を両方収録し(だってたくさん使ってほしいから)、それ以降は名前に「.1」「.2」を付けて音楽系/効果音系を分けてリリースします。バージョン番号はAdobeのソフトみたいな感じです。

ただし後述の2018と2018.1はリリース時期と分量の観点から2018を効果音オンリー、2018.1を音楽オンリーとしてリリースします。

コストダウンについて

サムネを派手にしようとするの全部やめます。体験版zip作らずにChobitに全音源載せます。とにかく音作ってパッと載せる、それだけにとどめます。

セールについて

販売サイト側が差額を補填してくれるキャンペーンと、発売記念28日3割引セール以外では一ッッッッッッ切セールしません

PALETTE限定特典とかそういうのもなしです。作った方が喜ばれるかなとか安い方が手に取りやすいかなとか、当然考えはするのですが、ただでさえ安売りしがちなのにそれでスベったらしんどいので。

継続的な開発のために

サークルさんに卸す立場とエンドユーザーさんに売る立場では見える数字がかなり変わります。とりわけ効果音制作にはスタジオ代や遠征費、機材費も多くかかるため、購入者層の薄さも相まって本当に潤いません。立て直し後の価格もいわゆる同人価格である旨、何卒ご理解ください。つきましては「クレジット表記の徹底」と「使用報告(こちらは任意ですが)」にご協力いただきますよう、お願い申し上げます。

年間の売上がn万円を超える…とか書くのはエレガントではないんですが、まあその、そこそこお小遣いになっているくらいのサークルさんにはぜひともオーダーメイドもお試しいただきたく思っております。よしなに。

今後

2017年から2018年にかけて作った音ネタを収録した「PALETTE 2018」「PALETTE 2018.1」をリリースします。これらについては査定が難しいので、個別売りは一部のBGM音源/環境音音源に絞ります。

あとは環境音音源の素材(レコーディングしたままのやつ)が溜まっているので、それを整頓して並べたり。作曲はもうちょっとお休みします。

\いいねで応援!/

【音リテラシー】「良いサウンド体験」ってなぁに?

落語でいうマクラ

僕は飲食店でのアルバイトの経験がありまして、まあわかってくれる方も多いと思うんですが、普段からお客さんに「ありがとうございました〜」とか言っていると、自分がお客さんの立場で外食しているときでもスタッフさんが「ありがとうございました〜」と言っているのにつられて「ありがとうございました〜」って言ってしまいそうになったり、ひどいときはバイト中お客さんの帰る後ろ姿に向かって「ごちそうさまでした〜」なんて言いかけてしまったり、するわけですね。よほどの美人が通ったのでしょうか。

「ありがとうございました〜」ひとつをとっても

店員さんが忙しいときなどは、「ごちそうさまでした〜」と会釈して店を出ようにも「ありがとうございました〜」と返してもらえず、なんとなく間が悪い感じになってしまうこともありましょう。くらびすたは小心者ですからこういうときは、態度が悪いだの何だのと思うことはおろか、「僕が帰ったことがわからないと、後でテーブル拭くのに支障が出ないかな」などと考えてしまう始末です。

「ありがとうございました〜」という挨拶がもらえたのはいいけど、実は一旦トイレに立っただけで、本当は戻ってきた後にお茶のおかわりでも飲むつもりだった…ということもよくあることかと思います。遅いのはもちろん、挨拶は早すぎてもエレガントでないのです。

○亀製麺やラーメン○郎での退店時の流れを順番に並べるとこうなるでしょう:

(1) 席を立つ
(2) 出口に向かう
(3) 戸を開ける
(4) 外へ出る
(5) 振り向く
(6) 戸を閉める

これらのタイミングについて「ありがとうございました〜」を言ってもらい「ごちそうさまでした」と返すことを想定してみます。人によって感覚は違いましょうが、とりあえずくらびすたの場合は…

(1) ちょっと早すぎない?
(2) トイレ行くだけの人に声かけたら気まずくなりそう
(3) 店員さんに対して真後ろを向くように戸が付いている場合、「ごちそうさまでした」のため振り向く必要がある / 真横に戸が付いている場合はそのまま真横を向いて「ごちそうさまでした」を言えばいいのでスムーズ
(4) 足を止めるなり向き直るなりする必要があるので若干ぎこちない
(5) !!!このタイミングが一番いい!!!だいたいこのタイミングでこちらを向いてもらえると目が合うので嬉しい
(6) 遅いわw

という所感に至ります。

こういった印象はセリフの長さでも前後します。丁寧な言い回し「ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております」は(5)のタイミングだと下手すれば聞き終わるまでに戸を閉めてしまいそうですが、(3)のタイミングだとセリフの終わり際に合わせて「ごちそうさまでした」を言うことができれば収まりがいいですね。

まあお客さんの身分でこれを強いるわけにはいきませんが、自分がこれを提供する側に回るとなれば、つまりそれはより清々しい気持ちでお客さんに帰ってもらうための「セリフの長さとタイミングの調整」、まさにサウンドデザインなのです。

これはダイマなのですが、ラーメン荘「歴史を刻め」六甲道店のトニさんはほぼ毎回(5)のタイミングで「おおきに!ありがとうございます〜!」と声をかけてくれるので大好きです。

これが店の外観です。ちょうど(5)のタイミング、戸を閉めようと振り向くタイミングで店主さん(真ん中の帽子をかぶっている人)と目が合うんです。サクッとテンポの良い挨拶と相まって、とても具合がいいんですね。これなどまさにUI/UX面とのシナジーといえましょう。

まとめ

この記事では飲食店での挨拶を例にとって、どういった音をどういったタイミングで鳴らすべきかを検討する流れについて説明しました。そして、(偶然であれ意識的であれ)ユーザーの動線と声の出し方の兼ね合いによって優れた効果を発揮している実例を紹介しました。

人間気に入らないものには敏感でも、心地いいものとその理由についてはなかなか気付きません。サウンド周りなど目には見えないものですからなおのことです。それでも折に触れて、そのスムーズな流れ、「『何事もなかった』という体験」について科学することができれば、サウンドも含めた様々なもののデザインについてより一層深いものを味わい、生み出せるようになれると思います。

この記事がその一助になれば幸いです。

PR

低予算/低価格頒布(フロア価格≦¥1,500程度)の同人コンテンツに限り格安にてBGM制作/音響効果制作/整音などのサウンドデザイン作業をご案内しております。基本的にはこちらからのお見積りになりますが、明確な予算があればその中でできることを一緒にお探ししますよ。ご相談はTwitter(リプ/DM) やチャットワークから、お気軽にどうぞ。

\いいねで応援!/

音量調整のイロハ

2018/09/17追記: 記事タイトルを「フリーソフトで済ませる音量調整」から変更しました。

「とりあえず正規化」のワナ

BGMや効果音の音量調整の手法としてよく見かけるのが「正規化」です。僕も実は何が正規なのか、invalidやunauthorized、illegalな音量があるのか、よくわかっていないのですが(?)、つまるところ「オーディオのピークを0dBに合わせる」工程を指す言葉です。

この「ピーク」というやつがプロでも厄介なのです。

上の画像はAudacityで適当な音源を開いたときのスクショに説明を付けたものです。

ピンクで示してあるようなトゲトゲ(以後、"ピーク成分"と呼びます)は、波形の中でも音の細かいニュアンスを出す成分です。(本来この部分もひとつながりの波形なので、「成分」という呼び方はふさわしくないかもしれませんが、便宜上。) 数年前のEDMなどではこの部分を極力削減するような音源の仕上げ方が流行っていました。

そこで生まれた余白をオレンジ(以後、"ボディ成分"と呼ぶことがあります)で埋めれば、音の繊細さ、ダイナミクスを犠牲にパッと聞いた感じをデカくでき、カッコいい風に勘違いさせられるわけです。詳しくは「音圧戦争」でググってください。今はいろんな業界の働きかけでこうした傾向は薄れていますが、それでも結構大胆というかなんというか…な人はバカデカい音量で音源を出しています。

あと「音割れポッター」のような音割れ芸の音源はほとんどオレンジの部分しかありません。逆にあんな乱暴な音がピーク成分を保持しながら綺麗に音源に格納されているはずがない。そうそう、音割れポッターごっこがしたくて最近「ハリー・ポッターと賢者の石」のサントラCDを買いました。しかも輸入盤。

正規化は単純にピークを0dBに合わせる処理ですから、ピーク成分が波形のどれだけを占めているかは全く考慮しないのです。

音量ではなく、音量感を整えよう

SoundEngine Freeの「オートマキシマイズ」などでは「音量感の調整」が可能です。SoundEngineにも正規化コマンドはありますがオートマキシマイズを選んでください。

SoundEngineのオートマキシマイズがチェックするのはボディ成分です。例えば音源すべてをそこそこ大きめに揃える場合、ジャズなど元がしっとり目に仕上げてある音源はガツンと音量が持ち上げられ、音圧戦争の兵士たるロック系の音源はほんの少ししか持ちあがらない/むしろ音量を下げられる、といったことが起きるでしょう。

順番が前後しますが、逆に同じ「音量感」に揃えた場合の各音源ごとのピークの違いの例をご紹介します。SoundEngine公式サイト記載の解析タブの仕様も参考にしてください。(僕自身こんなページがあったんだと今更知りました)

後者は音量感を-18dBにしようとした結果ピーク(最大音量)が0dBの天井をぶち破っています。クリッピング=音割れの発生です。特にゲームで使用する場合は気持ち小さめに整えるのがよいでしょう。実際のプレイングで音が割れるのは最悪防げないとしても、元となるオーディオソースの時点でクリッピングしていては話になりません。

最後に(PRを兼ねて)

難しくなってきたら音屋さんに投げるのがいちばんです。

特に音源の数が増えてきたり、音源によって制作者や制作時期が違ったりすれば、ただのオートマキシマイズでは自然な聞こえ方にするのがとても難しくなります。こういった場合には、「整音」を専門的に扱うことのできる人を頼ったほうがいいと思います。

楽曲制作よりも必要な作業の工数が大きくバラけやすいため、KLV Canvasではお見積りにあたり音源の詳細と予算観のご提示をお願いしております。お気軽にご相談ください。

\いいねで応援!/

劇場版のんのんびより観てきたのん

Facebookにちょっと真面目ぶった文体で書いたのをコピペするのん

こういうのは思い出と気付きの整頓が大事なのん

どうせFacebookだけの知り合いは音響の話なんてわからないのん


ごっつ久しぶりに映画見ました。ライブビューイングを見たり、映画の音響効果に関わったりはあったんですが、一本まるっとお客さんとして見るのは久々でした。

見たのはこの土曜から上映している「のんのんびより ばけーしょん」。田舎の小中学生の暮らしぶりを描くコメディ漫画が原作です。女の子たちが「ばけーしょん」中に沖縄旅行を楽しむ様子に終始ほのぼのさせてもらいました。

舞台が田舎と沖縄の中編映画というだけあって、風景の描き込みようは普通のTVアニメよりも格段に上だったと思います。またそれに対応するかのように、アンビもとても丁寧に敷かれていました。

田舎と沖縄で蝉の鳴き声がガラッと変わったのには「ウゥワわざとらし!」と内心ニヤニヤしました。実際沖縄に生息している蝉の種類別内訳って本州とは違うんでしょうか。音響を突き詰めると生態系の知識も必要になる、いい気付きでしたね。

多分5.1chのサラウンドだったかと思いますが、リバーブのこぼし方や、声をCだけから出すかLCRでパン振るかといった加減、ギャグシーン(登場人物のひとりがものすごい勢いで土下座する)で唐突にオーバーな効果音を作ってSWに吠えさせる妙味、どれをとっても感心するお仕事でした。

そうそう、主人公の宮内れんげちゃんの声を担当している小岩井ことりさんは声優をメインのお仕事にしながらMIDI検定1級を取っているすごい人なんです。そのMIDI検定1級の2018年度分を僕も受験しました。今年は課題曲がわかりやすく、楽しく打ち込めて、MIDIデータの確認も音源の作り込みもガッツリやれたので、きっと受かっていると思います…!

以上、近況報告でした。8cm-CDとかレコード(アナログ!)とかdigって素敵な掘り出し物を買えた話もあるのですが、それはまたいつかできたら。


何聴いても作り方を想像するあたり、もはや職業病なのん

でも観ていてずっとほっこりしていたのは本当なのん。既に2回目観る計画を立てているのん

\いいねで応援!/

レコーディングに行ってきました

5月26日から5月27日にかけて、滋賀県は長浜市までフィールドレコーディング出張に行ってきました。

お目当てはJR北陸本線を走る「SL北びわこ号」の汽笛です。専門学校時代に先生が「SL見にいかない?」と誘ってくれて以来2年ぶりの琵琶湖でした。当時は先生の録音を見学するのみだったので、自分でレコーダーを構えてSLを相手にするのは今回が初めてです。

SL北びわこ号 2018年春季運転のお知らせ:JR西日本

後から知ったのですが北びわこ号は今回をもって牽引車が入れ替わるらしいです。多くの鉄道ファンが押し寄せていたのはC56形160号機の見納めというのもあったみたい。

26日

晩ごはんのトリキはTwitterを見ていただくとしましょう。チャンジャおいしかったです。

友人宅最寄駅では人気のない駅の暗騒音をレコーディング。夜の23時、田舎の無人駅となればかなりクリアな音が録れます。いろいろ妄想も捗るシチュですね。

27日

起床即録音。録ってすぐに友人宅へ戻り確認と編集をします。

録れた音源はこんな感じでした。「最初に遠く(ひとつ前の駅)で汽笛が鳴った後、目の前を右から左へ走り抜けて、また汽笛を鳴らして走り始める」ところまでが録れています。

よく見てみると

少しだけクリッピングしてしまっています。

しかしこの部分は機関車本体が通り過ぎた後の客車のブーミング音なので、「SLがたった今やってきた音」としては重要ではありません。残響をつけつつフェードアウトという流れでひとつの素材とすることにしました。「傷みかけの肉や魚をお惣菜にする」理論です。

フォロワー以上限定無料

特典はありませんが、モチベがちょっと上がります。

無料
\いいねで応援!/

記事を検索