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Ci-enはクリエイターに対して、金銭的な支援を送ることができるサービスです。

投稿記事

いろいろお知らせ

お仕事で音を作る人間として、首が回らない値段で売ってはならないというのがまずあって。一方で同人の緩さと熱さのおかげで生きる方向性が決まった身として、小規模開発のゲーム制作界隈にこそいい音演出が広まってほしい気持ちがあって。僕にも手伝えると思って。

みんなFFやゼルダの音楽が好き!感動した!って言うんだけど、実際使われているのはタイトルもろくに与えられないフリー素材やツール付属アセットで。完成品ゲームは2,000円で複数本売られるけど1曲300円の音楽も1発50円の素材もセール期間以外買われなくて。

値段設定とセールについては本当に僕がバカだっただけなんだけど。結局僕は無駄に肥えた耳を振り回して押し売りに成功したり失敗したりすることに終始していただけだった。買われない素材は使われないし使われない素材は作られていないのと同じ。1年半恥を晒していた。

クオリティを上げれば相応の値段にせざるを得ないし、安くするにも限界がある。あくまで人間味のある創作活動に参加する体を保つなら、僕にあの現場が求めるモノは作れない。作ってはいけない。そして僕がうっかり世に出した数種の品は陳列され続ける限り僕と僕が元気づけられた世界を蝕む。

突然ですが、今月いっぱいをもってDSKB/VGM Collectionの販売を終了し、今後ゲーム作家向け活動は請負案件のみに集中します。喜んで使ってもらえることがわかっている人に向けて作る方が全員にとっていいので。Ci-en支援者限定プロジェクトは継続するか検討中です。プラグイン開発は引き続きやりたい。

現在セール中など削除依頼ができないパックについては制限が解除され次第申請しますので、最長10月中旬まで残ります。


とまあ、こんな感じです。くらびすたが「つれないなぁ」と思うような人の殆どはこの記事自体を読んでいない(こういう話もヤラシイですが、いいねの付き具合で勘付くものなのです…)と思うので、逆にこれを読んでいろいろ考えてくれる読者さんには申し訳ない気持ちもあります。

また、同人ゲームに賑わってほしいという気持ちはずっと変わりませんし、ちゃんと予算を組んで真剣に相談に来てくださる方にはむしろこれまで以上にリソースを割き、張り切って対応させていただきます。

現在検討中の内容は

  • パック販売を終わる代わり、Ci-en上位プラン特典に各種音源を配置すること
  • かねてからの企画であるDJプラグインの開発を支援者数に応じて進めること

などです。何れにせよ、まずは頭とタスクの整理が先に必要となります。もしくらびすたと一緒にゲームの音演出を探究したいな、と思っていただける方がいらっしゃいましたら、どうか気長にお待ちください。

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DSKB Vol.3: Fire予告開始

ロイヤリティフリー効果音ライブラリ “DSKB Vol.3: Fire”
http://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ234408.html

今回は結構なボリュームになりそうということで「分割するか、ひとまとめにするか」についてTwitterでアンケートを採りました。「いっそ全属性まとめてもいい」という方も多かったのですが、流石にそこまで盛り込むと最低でも樋口さんクラスの価格になってしまうため、今回は炎のみに絞りました。

実売価格(DLsiteシステム手数料、消費税込み)で3,672円を予定しています。普段のDSKBシリーズの2倍ですね。当然それだけの音源をご用意しますから、ぜひお手持ちの効果音ストックに加えてくださいね。今週中のリリースを目指しています。

それから、以前Duoプラン限定にしていたサンプルを無料フォロワーにも解放し、Duoプラン以上の支援者さんにはこれらサンプルのWAV音源(96 kHz / 24 bits)を「製品版同様のライセンス」にて供与いたします

フォロワー以上限定無料

※プラン構成見直し中につき、記載できることがありません。

無料
【 Duoプラン 】プラン以上限定 月額:300円

※プラン構成見直し中につき、記載できることがありません。2018.9.30まで支援額の50%をDLポイント還元中!

月額:300円
プラン詳細
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音量調整のイロハ

2018/09/17追記: 記事タイトルを「フリーソフトで済ませる音量調整」から変更しました。この記事は同人ゲーム作家さんの「音リテラシー」の向上を願うものです。難しい調整はぜひご相談ください。

本題の前に

Ci-enのフォロワー+支援者数が100名に達しました。ありがとうございます。音屋さんなどという地味なポジションの割には伸びている方なのではないでしょうか。

皆様のご支援がスタジオ遠征費や取材費となってKLV Canvasの活動、ひいては同人サウンドデザインの発展に繋がります。またフォロワーさんが集まれば集まるほどこういった記事を書くモチベーションになります。これからもどうぞよろしくお願いします。

「とりあえず正規化」のワナ

BGMや効果音の音量調整としてよく見かけるのが「正規化」です。僕も実は何が正規なのか、invalidやunauthorized、illegalな音量があるのか、よくわかっていないのですが(?)、つまるところ「オーディオのピークを0dBに合わせる」工程を指す言葉です。

この「ピーク」というやつがプロでも厄介なのです。

上の画像はAudacityで適当な音源を開いたときのスクショに説明を付けたものです。

ピンクで示してあるようなトゲトゲ(以後、"ピーク成分"と呼びます)は、波形の中でも音の細かいニュアンスを出す成分です。(本来この部分もひとつながりの波形なので、「成分」という呼び方はふさわしくないかもしれませんが、便宜上。) 数年前のEDMなどではこの部分を極力削減するような音源の仕上げ方が流行っていました。

そこで生まれた余白をオレンジ(以後、"ボディ成分"と呼ぶことがあります)で埋めれば、音の繊細さ、ダイナミクスを犠牲にパッと聞いた感じをデカくでき、カッコいい風に勘違いさせられるわけです。詳しくは「音圧戦争」でググってください。今はいろんな業界の働きかけでこうした傾向は薄れていますが、それでも結構大胆というかなんというか…な人はバカデカい音量で音源を出しています。

あと「音割れポッター」のような音割れ芸の音源はほとんどオレンジの部分しかありません。逆にあんな乱暴な音がピーク成分を保持しながら綺麗に音源に格納されているはずがない。そうそう、音割れポッターごっこがしたくて最近「ハリー・ポッターと賢者の石」のサントラCDを買いました。しかも輸入盤。

正規化は単純にピークを0dBに合わせる処理ですから、ピーク成分が波形のどれだけを占めているかは全く考慮しないのです。

それじゃフリーソフトでまともな音量調整をすることはできないの…?音屋さんに頼むしかないの…?

(頼んでもらえると嬉しいですし頑張りますけど) そんなことはありません。

音量ではなく、音量感を整えよう

SoundEngine Freeの「オートマキシマイズ」を使えばそれが可能です。SoundEngineにも正規化コマンドはありますがオートマキシマイズを選んでください。

SoundEngineのオートマキシマイズがチェックするのはボディ成分です。例えば音源すべてをそこそこ大きめに揃える場合、ジャズなど元がしっとり目に仕上げてある音源はガツンと音量が持ち上げられ、音圧戦争の兵士たるロック系の音源はほんの少ししか持ちあがらない/むしろ音量を下げられる、といったことが起きるでしょう。

順番が前後しますが、逆に同じ「音量感」に揃えた場合の各音源ごとのピークの違いの例をご紹介します。SoundEngine公式サイト記載の解析タブの仕様も参考にしてください。(僕自身こんなページがあったんだと今更知りました)

後者は音量感を-18dBにしようとした結果ピーク(最大音量)が0dBの天井をぶち破っています。クリッピング=音割れの発生です。特にゲームで使用する場合は気持ち小さめに整えるのがよいでしょう。実際のプレイングで音が割れるのは最悪防げないとしても、元となるオーディオソースの時点でクリッピングしていては話になりません。

最後に

難しくなってきたら音屋さんに投げるのがいちばんです。

今回の記事がいろんな方の参考になれば幸いです。「いいね」やシェアいただけたら喜びます。よい制作ライフを!

追伸

DSKB Vol.3(炎攻撃パック)は来週発売を目指しています。がんばります。

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