【完成イラスト】まいてつLR_ハチロク_黒猫
本日はリクエストいただきました。
まいてつLRの黒猫ランジェリーの1枚目から双鉄を抜いたものです。
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whisp 2021/08/04 20:03
本日はリクエストいただきました。
まいてつLRの黒猫ランジェリーの1枚目から双鉄を抜いたものです。
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whisp 2021/07/31 21:35
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whisp 2021/07/24 22:06
今回はリクエストいただきました
bugbug様の表紙用に描き下ろしたハチロク黒ビキニの透過版です。
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whisp 2021/07/17 19:37
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whisp 2021/07/01 22:10
「ピザを、焼く?」
なんとも不思議そうな声。
ああ、いや──そうか。
「稀咲。ピザというのはピザ窯などの特殊な設備を用意せずとも──
例えば、オーブンレンジなどでも焼くことが可能なそうなのだ」
「いや、双鉄。さすがにそのくらいはボクでも把握しているよ?
ボクが疑問を覚えたのは、だ」
稀咲の指が僕へ向く。
そうして、稀咲自身へ向けられ、くるくると動き、やがて天井に向けられる。
「『誰が?』というその一点なのだけれども」
「無論、僕が焼く。稀咲へのバースデープレゼントのひとつとして」
「双鉄が!?」
うむ?
ハートマークはありえんだろうが、
『双鉄が♪』くらいの反応はあるかと予想していたのだが──
「うーん、双鉄がか。嬉しいよ。すごく。気持ちは。
だけど……その──
専門の職人がいるくらいだし?
ピザを焼くのは、素人にはなかなか難しいんじゃないのかな」
「それはもちろんそうだろう。
ゆえ、協力な助っ人を用意してある」
「助っ人! なんだ、それならそれと早くいってよ。
で、その助っ人さんは」
「こちらだ」
「え? あ──ああ、なるほど。
確かに『用意』だね。買ったの?」
「うむ。凪からな。
ピザ生地を作れるとの売り込みで、実にお安く中古品を譲ってくれた」
「中古品……っていっても、年式、去年のものじゃないか。
と、いうことは──」
ニヤリに苦笑がまじったような、愛情を感じさせる笑み。
「『これで毎日焼き立ってパン食べるばい』からの
『もう飽きたばい!』のコンボあたりなのかな」
「すごいな。ふかみが補足説明してくれたとおりだ」
「ふぅん。まぁお得な買い物ならなによりだけど──
実際、どこまでやれるの? そのホームベーカリー」
「うむ。もう少しで──」
(ピピッ! ピピピッツ!)
「わ!?」
「ちょうど生地ができたところらしい。どれ」
「ぁ──へぇ──ふぅぅぅん。
むっちりもちもち、なかなかよさそうな生地じゃないか」
「いや、まだ生地としては未完成だ。
説明書によると、これを二等分して、軽くガス抜き──
つまりは潰してから丸めて」
「面白そう。ボクやっていい?」
「無論だ。ならば僕は説明書を読む係にまわるとしよう」
……生地を休ませている間にオーブンレンジを予熱する。
休んだ生地を綿棒を使い丸く伸ばして、その上に──
「ピザソースぬって~ チーズ敷き詰めて~ サラミと~ベーコンと~ウィンナーと~」
「肉ばかりではないか。もう少しこう、バランスを」
「あいかわらずお母さんみたいなことをいうねぇ、双鉄は。でもまぁ、あんまり単調になってもだし、ね」
稀咲が冷蔵庫をあけ、中を漁る。
「ああ、しらすはよさそうだね、散りばめて──
あとはピーマンとミニトマトでいいかな」
「ほほう、なかなかに旨そうだ」
「ピザ焼くってあらかじめ聞いてたら大葉も用意したんだけど。
ミニトマトはミニトマトで多分合う」
「すごい自信だな」
「まぁね。食べてる数が違うから」
稀咲とぐだぐだ話していれば、15分などは一瞬だ。
(チンっ!)
「焼けたっ──どれどれ──
おおおお! いい匂い、おいしそう!
それに見た目も──」
「これは……予想を遥かに上回る出来だな」
「生地は──ふふっ! さくっと切れるのにふっくらもちもち。
ハンドトスよりもーちょっとパンピザよりかな。
こういうのもボクは好きだよ」
「ならなによりだ」
「とはいえ、時間、ちょっと使いすぎちゃったかな。
次のミーティングまでに、大急ぎで資料をまとめないとだ」
「ああ」
稀咲が喜んでくれたとはいえ、結果的には仕事を邪魔してしまったか。
「まぁ、ピザだ。
いつもどおりに、仕事がてらにつまんでしまえば」
「もちろん、仕事がてらにつまむつもりなんだけどね、双鉄」
「うむ?」
稀咲の声が甘くなる。
その頬が、ほんの一瞬僕の胸板に擦り付けられる。
「せっかくこんなに綺麗に焼けた、ふたりで作ったはじめてのピザなんだよ?
二つ折りに畳んじゃったら、もったいなくない?」
「確かにだ」
ゆえ、うやうやしくピザの1切れを捧げ持つ。
「稀咲。お誕生日おめでとう。──あーん」
「ふふっ、ありがとう。あーん」
(はむっ!!!!)
そうして稀咲の白皙が、幸せのバラ色に染め替えられる。
「んふふっ! おいひっ♪」
;おしまい